【自作歌詞】雑音街を歩く者

母や父の顔も言葉も愛や恋の冷気も温気《おんき》も
知らぬ儘に街を歩く 僕の声は誰に届く Ah

救いとは何? 生きるとは何?
辛いとは何? 死ぬとは何だと
誰も見ない僕の歩行 一歩ごとに呟いていた
もしこの感情を文字で現すのならば
「寂しい」となるのだろうか
育たず育ったのかと僕の中にエコーする
答えは聞き取れず(Noiseで)
壊れてしまったのかと僕の中で連呼する
応えは見つからず(返らず)

すれ違いやぶつかる中で視野は僕の顔を探す
知らぬ儘に街を歩いた 気付けぬ儘に街を歩いた
救いとは何? 生きるとは何?
辛いとは何? 死ぬとは何だと
誰も見ない僕の歩行 一歩ごとに呟いていた
もしこの存在を文字で現すのならば
「おかしい」となるのだろうか
僕だけ違ったのかと胸の中にエコーする
答えは聞き取れず(Noiseで)
狂ってしまったのかと胸の中で連呼する
応えは見つからず(返らず)

母や父の顔も言葉も愛や恋の冷気も温気も
知らぬ儘に街を歩く 僕の声は誰が掬う
闇も光も子供も大人も同じ場所でバラけて住まう
求める儘に街を歩く僕の姿を笑うか敬う
もしこの情景を文字で現すのならば
「哀れ」となるのだろうか
全てが寂しいのだと街の陰《かげ》にエコーする
答えは此のNoise
全てがおかしいのだと街の陰で連呼する
応えはそもそも此処に無い
己の生き方でさえ誇れぬ者等が溢れる 答えは両極
他人の生き方と比べる者等が蔓延る 応えは虚しく

壊れてしまったのかと僕の中で連呼する
答えは「それで良い」
狂ってしまったのかと胸の中で連呼する
応えは安堵が返した

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