LGBTと生産性

新潮45が休刊(事実上廃刊でしょう)というニュースがありましたが、売り上げに繋げるために過激な言動をするという傾向はたまに見られますのでLGBTに関する議論を整理しておきました。

ちなみに、売り上げを上げるために過激なことを書くということは、過激な内容を喜ぶ方が一定層いるということでしょう。そのため、この問題については明確に考えておく必要があると思っています。

新潮45の記事においては、痴漢したい人や万引き癖のある人と比較して、「どちらも生きづらい世の中」などと述べていましたが、痴漢や万引きは明確に刑法に触れる犯罪行為であり、LGBTは犯罪でも何でもありません。

また、子供を産めないから生産性がないと言ってしまっては、子供がいない男女夫婦も生産性がないことになってしまいます。

そのため、新潮45の記事はこれ以上語るまでもありませんが、LGBTの問題は、これにとどまりません。

そもそもLGBTの方は「左利きの人と同じくらいいる」と言われます。だいたい7〜13パーセントくらいだそうです。

小学校の時クラスに一人か二人は左利きの子がいましたよね。それと同じくらいLGBTの当事者がいるということです。

そう考えると、自らがLGBTの当事者であることを公にできない(カミングアウトできない)人はまだまだ多いのではないかと思います。

個人的には、そう言った方が堂々と自分自信を肯定できる多様性のある社会を目指すべきと思っていますが、そうなるまでには30年ほどかかるでしょう。30年ほど前はセクハラという言葉もなく、男女雇用機会均等法もなく、女性に対する差別は当然視されていました。

しかし、男女雇用機会均等法が成立して30年経った今となっては、「セクハラダメ絶対」というのはむしろ当たり前です。

このように30年で常識・価値観は変わりうるのです。

では、30年経つまではどうしたら良いか、それは一人一人の価値観によりますが、個人的には「LGBT ALLY」(賛同するという意味)というシールを見えるところに貼っておくことにより、LGBTについてカミングアウトできない方であっても「私は応援しているよ」というメッセージを伝えられたらなと思っています。

この問題についてはまだ議論が始まったばかりです。一人一人がじっくりと考えてみることが重要です。

おそらく、議論を聞いたり見ているだけでは腹落ちしないと思いますので、当事者の友達を作りその悩みを聞くのが一番理解が促進されると思います。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kurashigekotaro/20180731-00091426/

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