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それぞれの幸せ

あれから10分差で2人目も無事に誕生し、

私も役目を終えて帰ってきました。

義妹は私とは正反対で、毎回妊娠を決めた周期に妊娠し、問題なく出産を迎え、健康な赤ちゃんを産むことが出来る。もう、ただただ尊敬です。
双子の今回も順調に経過し、ほぼ予定日に2800g越えの2人を経膣で出産。もはや天賦の才だと思っています。身体も、おおらかな心も、その全てが妊娠出産・子育てに向いているんだなぁ。

そもそも向いていること、出来る事は違うんだと言うか。自分の身体の素材?性質?も含めて、最近は子供がいない「私の人生」をもうこれしか考えられない!とまで思うようになりました。

我が子に恵まれなかった分、甥姪や同じアパートの子ども達と過ごす時間は、とても可愛いくて楽しい。
それと同時に、夫婦二人暮らしの穏やかさと深めてきた幸せの有り難さを強く感じます。私の心と体にとって、この静と動?のバランスがちょうど良いみたいです。


今回弟夫婦が出産を乗り越えている間、甥姪と遊んでおやつを用意したり、お風呂に入れたり、歯の仕上げ磨きをして、寝かしつけて。朝起きて2秒でオセロ。普段私の暮らしにはない日常を味あわせてもらいました。

夜中に寝返りを打った甥の顔が、私の腕にちょうど良く乗った瞬間にはキュンとしたなぁ♡

おやつを用意するために小さな食器を並べるだけで、ワクワクして張り切ってしまうし。

お布団の中で甥が
「ぼくカナさんだいすき。ぼくがかなしい時(日中のある出来事)にそばにいてくれたから。」と言ってくれた時。

そんな可愛い!!を感じた時、昔は同時に湧いた「子供が欲しい寂しさのようなもの」が、今ではもう一切なくなりました。


気持ちが晴れた時を経て、

今では妊娠出産・子育てが全くの別世界のことのように感じるんです。

例えばもし、私がハリウッドセレブだったら・・くらいに、羨ましいとか以前にリアル感が全くない。自分のこととして考えることがそもそもない感じ。
もう今ではこの人生がめちゃくちゃ好きです。

そうして再び、幼い頃感じていたように、「純粋に子どもや赤ちゃんが可愛い世界」がやってきました。

出産直前に弟は
「双子が産まれることは、昇進よりずっと嬉しい。なんかもう生まれてくるって思うだけで満たされるんだよね。」「年収2000万になるより嬉しい。」と上手く言葉に出来ない喜びを、ポツポツと表現していました。

私も夫婦二人で時間を重ねていく幸せの、ほんの一割も上手く言葉にできないように。心の中にはとてつもない喜びが溢れているんだろうなぁ。

双子の伯母になるという人生をありがとう。



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