リリースしましたノート vol.1 ( 2018/10-2019/1 )
初めまして。クラシコム テクノロジーグループ デザイナーの遠藤です。
2018年10月に入社して、はや4ヶ月が経とうとしています。改めて4ヶ月の間に行ったことを整理しつつ、「北欧、暮らしの道具店」の変遷についてもご報告したいと思います。
テクノロジーグループでは、現在6人のエンジニアが2チームに分かれて、サイトを使いやすくするための施策を行っています。チームごとに改善の領域を分けており、現在は「商品ページ」と「カートページ」の2箇所を中心に日々改善に取り組んでいます。
ざっとこの4ヶ月で行った改善施策をご紹介すると、以下の通りです。
大きな施策から小さな施策まで粒度に差はありますが、毎週1度くらいの頻度で改善を行っています。ひとつひとつ説明していきたいところですが、長くなってしまいそうなので、今日は実際にお客様の反響の大きかったものと、日頃お問い合わせいただいているご要望に応えられそうな新機能をご紹介しようと思います。
【カートページ】購入のステップをより短く。心理的な負担を少なく。
日々いただくご意見などで、「商品を買おうと思った時に情報入力で挫折してしまう」といった声をいただき、どのようにしたら挫折をなくせるかを検討しました。
ここでは、「ステップ数が多く見えてしまい、入力する気持ちが失せてしまう」という心理的な負担を軽減することを目標に改善を行いました。
細かな点での工夫は、ボタンの文言変更やステップの表記のスタイルを変えるなどを行いました。また、直近の大きな改善では、全体のページ数を少なくしました。改善前は、ステップ数が細かく刻まれていたのが最初から見えてゴール(=決済完了)までの距離が遠く見えていたのと、設定画面の中でも配送と支払いが別々の画面になっており、ページ数も多くすぐに達成できそうにないイメージを持たれてしまいがちでした。ステップ数を短くみせたり、配送と支払い画面を1画面にすることで、「情報入力」→「確認画面」→「購入完了」ページと購入におけるページ数が3ページになり、それぞれの画面で行うことが明確になりました。これにより、お買い物いただく際の煩雑さを減らし、「まだ終わらないのか…」という心理的な負担を軽減できたのではないかと思います。
ステップナビの数が多い以前の表現
↓
ステップナビを3ステップに変更(ページ数は変わらない)
↓
配送設定・お支払い画面を1ページに統合(ステップナビは排除)
【商品ページ】今自分がどこにいるのか迷わない。買いたい時に買える。
以前行ったユーザビリティテストで、「商品の紹介文は、ちゃんと説明してくれるのが嬉しい人とすぐに購入したい人がいるので、文章が長いのは好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。またどこから買ったらいいか途中でわからなくなってしまいました。」というご意見をいただきました。
商品ページは、お店の顔となるページなので、ついスタッフも熱がこもり、紹介文が長くなってしまう傾向があります。一度、文章を短くするということも検討しかけましたが、商品のご購入を検討いただいているお客様にきちんと魅力をお伝えしたく、今までの見せ方のままお客様が迷わずに購入にたどり着ける方法を検討しました。「カートに入れる」ボタンが商品の紹介記事のエリアに到達したら、下部に追従してくるというUIに変更し、リリースをしています。
これにより、以前よりも多くのお客様がカートに入れるボタンにたどり着けるようになりました。
【新機能】【記事ページ】お気に入りのスタイリングをお家でも実現できたら。
今まで頻繁にお客様にお問い合わせいただいているのが、「記事中に掲載されている写真で使われているあの〇〇は何という商品ですか?」というご質問です。
今回開発した新機能では、記事中の写真の右下にお買い物マークがついており、タップすると、写真中に利用されている商品を参照することができます。リンク先は商品ページになりますので、すぐにご購入を検討いただけます。これにより、お客様にお問い合わせいただく前に、より多くの情報をお店側から提供でき、お客様の手を煩わせることなく、お買い物をしていただけるようになります。
実際には、以下のようなイメージです。
(こちらの機能は近日中にリリースされる予定です。また、リリース当初からすべての記事ページにこの機能がつく仕様ではありません。あらかじめご了承ください。)
クラシコムでは、このように日々お客様が使いやすくなるお店づくりを目指して改善を行っています。このリリースしましたノートでは、リリースしたものをご報告し、自分たちの開発の振り返りにも生かしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
クラシコムでは、一緒に良いチームを作っていけるエンジニアの仲間を募集しています。毎月もくもく会などもやっているので、興味のある方は気軽にオフィスに遊びにきて下さい。