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オンライン定期総会、無事終了。

おはようございます。

何だか肌寒い1日だった昨日の島根。学校再開に向けて分散登校なども行われていたようで、銀行に行く途中、集団下校をしている子どもたちとすれ違いました。みんなニコニコして嬉しそうだったのが印象的でした。

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さて、毎年この時期のくらしアトリエは1年で一番事務作業が大変な季節です。

理事会・総会を経て、NPO法人として所轄庁(くらしアトリエの場合は雲南市)への報告書類の提出・確定申告・法務局への登記など、やることがたくさん!

ごくごく小規模な法人ではあるものの、提出する書類は変わらないので、この時期ちょっとピリピリします…。


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月曜日には、定期総会をオンラインで行いました(上の写真は昨年の様子)。通常はスタッフが集合して書類を見ながら決議を行うのですが、今回の感染症の拡大予防対策として、スタッフが自由に発言できるような環境が整備されていればオンラインでも総会が可能と見なされるとのことで、オンラインで開催。無事に承認され、これから書類の提出、ラストスパートです。

ちなみに、NPO法人とは…「特定非営利活動」に指定されている20種類に当てはまる活動をしている、内閣府から認証を受けた(実際は活動している自治体が窓口になります)団体です。

「特定非営利活動」とは例えばまちづくり・子どもの健全育成・福祉など、男女共同参画とか、要するに社会的に意義があるとみなされている活動、不特定多数の社会の人々に利益がある活動のこと。

くらしアトリエでもいろいろな商品を販売したり、デザイン活動をしてお金を頂いていますが、これらは「まちづくりの推進を図る活動」「農山漁村又は中山間地域の振興を図る活動」などに当てはまる、非営利活動の一環として行っています。

よく「ボランティア団体」と認識されることがありますが、「非営利=無報酬」ではないのです。もちろん無報酬で運営されている団体も多くありますが、NPO法人=お金を稼いじゃダメ、というのは間違いで、活動を持続させるために収益を上げることはむしろ歓迎されるべきことでは、と思ったりしています。

ただ、得た利益は法人の活動、つまり社会的に意義のある「ソーシャルグッドな」活動のために使用する、というのがNPO法人の特徴

つまり、経済的利益を上げるかどうかよりも、社会的利益に寄与できるかどうかがNPO法人の大きな目的である、ということが言えるのではと思います。


くらしアトリエは、社会に、地域に対してよい影響が与えられるような団体でありたい…と思っていますが、影響を与えるためには大きなアクションを起こしたほうが効率的で、そのためにはお金がいる…みたいなジレンマもあったりします。

ですが、たとえ小さな渦であってもしっかりそれを回していくことで、少しずつ波紋のように思いが伝わったら嬉しい。そんな気持ちで日々、頑張っています!


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くらしアトリエがNPO法人として設立認証されたのが2007年。その後、東日本大震災が起こったり、地方創生の波が来たりして、NPO法人の立ち位置や意義も、少しずつ変化していっているように感じています。

立ち上げ当初はかなり珍しいタイプのNPO法人で、よく事例発表に呼ばれていたのですが、時代が変わりNPOにも多様性が出てきて、今はそこまで珍しくもないような…。

他のNPO法人の皆さんはどうか分からないのですが、案外横のつながりはないので、時々「あ、ここNPO法人なんだ!」と気づいて嬉しくなったりすることもあります。私たちと関係しているところであれば、パズルを作ってくださっている「どんぐり」さんもNPO法人ですね。

いろいろな働き方が選べる時代。くらしアトリエという働き方もまた、少しずつ時代になじんできているように思います。今後も島根の、山陰の魅力を多角的に発信できるよう、自分たちなりの歩み方で頑張ります!


サポートありがとうございます。とてもとても励みになります。 島根を中心としたNPO活動に活用させていただきます。島根での暮らしが、楽しく豊かなものになりますように。