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時々、コラム。

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1週間に一度程度更新していきます。 島根で活動するNPO・くらしアトリエが考える「未来を見据えた暮らし方」。 明るく、時に凛として未来に向かい、素敵に歳を重ねられる島根でありたい… もっと読む
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2022年9月の記事一覧

いまあらためて「民藝」を思う。

今月の半ばに、鳥取大学で 「民藝」という美学 ~地域にひそむ新たな価値の発見~ という集中講義があり、オンラインでも受講ができたので久しぶりに聴講生のようなことをさせていただきました。 今年のはじめに「Newspicks」の動画で落合陽一さんと明治大学の鞍田崇さんの対談を観て、民藝にあらためて興味を持ち(それまでもぼんやりと好きではあったのですが)、鞍田さんのご自宅が掲載されていた本も買って、それがきっかけで沖縄のうつわにハマった、という記事も書きました。 その鞍田さんが

「推し」への思いを考察する。

今日の「時々、コラム。」は、過去に2回書いた「沼を楽しむ」がテーマのコラムの、さらに続編です。 2020年11月に書いたこちらのコラム。 いわゆるステイホームの間に動物園のインスタライブを観て、「カバ→シンリンオオカミ」にハマった、というお話です。 その続編として昨年に書いたのがこちら。 シンリンオオカミからさまざまな動物を経て、「ホッキョクグマ沼」にすっぽりとハマった経緯について綴っています。 その後もホッキョクグマ沼にひたひたと浸かり続け、昨年にオンラインサーク

家族とともに歳を重ねるということ。

2年ほど前にこんなコラムを書きました。 ガラケーからスマホデビューした70代の母に付き添った体験から、歳を重ねることへの思いを綴ったもの。あれから時が経ち、親をめぐる心配や、なんとも言えない切なさは、日々深く、心に突き刺さってきています。 先週末、父親のスマホの料金がとんでもないことになっていて、慌てて実家に帰りました。何というか、いろいろ大変だった(詳しくは書けない…)し、「ついでに聞くんだけどさ~」みたいなノリで出されたクレジットカードの明細書により、「けっこう前から

私のうつわ遍歴 ~うつわは暮らし、うつわは歴史。

ただいま、毎年恒例の「うつわイベント」の準備をしているところなのですが、うつわのことをずっと考え続けている中で、自分の持っているうつわの変遷を振り返り、かなり好みが変わったなあという話になりました。 そこで、私のうつわ遍歴を綴ってみたいと思います。 (*うつわイベントを、今年も10月13日(木)から4日間開催予定しています。県内外の窯元さんもたくさん参加してくださいますよ~。) 普段から「暮らしを楽しむためには地域を楽しむことが重要」であると発信し続けていて、「住んでいる