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自然体で、流れていたい。



“私のベストコスメ“と言えるほど、コスメを持っていないわたし。

わたしが今暮らしているのは九州で、それはもう日差しがらんらんなのですが

「日焼け対策は絶対したほうがいいよ〜」

「日焼けをした日は水分をたっぷりお肌に与えたほうが良いよ〜」

と、ありがたいお言葉をたくさんもらいながら日々過ごしています。


オーガニックコスメの精油の香りはだいすきだし、

化粧水をお肌にパシャパシャやって、手のひらの香りを堪能するのもだいすき。


だけど、わたしはスキンケアをすればするほどお肌が枯れていくのです。

アルジタルのクリームを小さいサイズで購入したのは3週間くらい前。

カモミールの優しい香りでお風呂上がりのわたしはルンルンしていたけれど

少し時間が経つと、ポツポツ毛穴が目立ったり

おでこにプツプツと、できものが現れたり。


そもそもあまりお化粧というものをせずに暮らしていて

アルバイトに行くときはそれなりに眉毛を描いて

キラッとするアイシャドウを瞼に添えて

赤茶っぽいマスカラをつけるのですが


おやすみの日は素肌に赤リップのみ。


YouTubeでキラキラの艶々のメイク動画を見るのはすきなのです。

だけど、わたしがそれをしてしまうとなんだかちぐはぐで。

なので潔く、アルバイト以外はメイクをせずにいます。

(リップだけは大丈夫なので、それでメリハリをつけられる人になりたい)



お話はベストコスメに戻りまして、

今のわたしのお肌にしっくりくるのが“ワセリン“だけなのです。


暑くなってきて、マスクの中で蒸れてしまって

日焼け止めもなんだか痒くなってきて

そこにスキンケアをするともうお肌が悲鳴をあげてしまいます。


肌断食というものになるのですが、肌断食の本を読み、

いい香りに包まれたい欲望をぐっと飲み込んで

朝も夜もぬるま湯で優しくお顔をパシャパシャして

米粒くらいのワセリンを手のひらで優しく伸ばして

わたしのスキンケアはおわりです。


うるうるなお肌ではないけれど、サラッとしていて毛穴もあまり目立たない

自然なお肌に少しずつ近づいているような気がします。



せっかく太陽が元気いっぱいの街で暮らしているから

日焼けをしてもいいかな〜くらいの気持ちです。

シミ・そばかすが出てきたら、それをチャームポイントにできるような

うまく言えないけれど、生きてきた証のようなものがお肌に出るのであれば

それって素敵なことだよなあ、と思うのです。


人は必ず歳を重ねていくし、

その瞬間の魅力みたいなものを大切にしていたくて

だからその土地に、流されていてもいいと思うのです。


そんなふうに思えたのはきっと、

スキンケアを“ワセリン“だけにするっていうシンプルな行動のおかげです。



精油の香りは、アロマで存分に楽しんだり

お出かけをするときにつける香水だったり

コーヒーを淹れているときの香りも

お菓子を焼いているときの香りも

お魚が焼ける香りも、

暮らしの中にはスキンケアの香りの他にも

だいすきな香りで溢れていることにも気づけました。



それでいいなって、それがいいな。



今、わたしが特別だいすきなのは毎晴の香ばしい肉球の香りです。


いつかまた、スキンケアをするようになったらそれはそれで

めいいっぱい楽しみたいし、そんな未来がきてもいいな。

とりあえず今は、わたしの味方でいてくれる

“ワセリン“と日々を流れていこうと思います。




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