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器のある暮らしジェイアール名古屋タカシマヤ

2017.04.12.    

こんばんは。

今日は名古屋に来ています。

いつもお世話になっている、ジェイアール名古屋タカシマヤの売場のリニューアル作業です。

9階の和食器売場に「器のある暮らし」という民藝のうつわを扱うコーナーが出来て5年が経ち、今後は少しずつ、器以外の手しごとも扱ってみようということで今回のリニューアルとなりました。

画像右手にあるのが倉敷で作られているいかご。
い草を使った手提げです。
しっかり綯われたい草で織られた(ここ重要です!)手提げは丈夫で
昔はヤミかごなんて言い方もして、買い物かごの役割を果たしていました。
いまは24歳の若き作り手が受け継ぎ作り続けられています。
持ち手の補修もできる手提げです。

画像左手にあるのは、倉敷の美観地区にある倉敷本染手織研究所の卒業生が作るノッティングと呼ばれる椅子敷き。
作り始めのきっかけは瓶敷きやセンターなどの手織りものの端を処理した後に出る残糸の再利用が目的でした。

この倉敷本染手織研究所の創設者 外村吉之介氏は「木綿往生」などの言葉に残しているようにものを大事にする精神性も重んじていました。

お尻の下で働き続けるノッティング。30年40年と永くくらしの友としてご愛用いただけます。

画像右上手に見えるのは、富山県で作られる八尾和紙。
とても堅牢な和紙で破れにくく、ノートや本のカバーなども作られています。

屑かごやペンたてサイズの筒型のものがあるのも嬉しいですね。
四角い箱は文庫箱と呼ばれ、はがきやお手紙、書類の整理箱としてだけではなくお子様のお道具箱としてお求めいただくことも多いです。

いつも10月のイベントではご紹介している河原崎貴さんのフライパンなど。

鍛鉄という技法でつくられたフライパン。
鉄を熱しては叩き成形していきます。
錆止めもケミカルな処理ではなく、シルクやみつろうなどで錆止めを施してます。

なので、どうしてもサビはでてきます。
どうしても落ち着かない場合には、ちゃんとメンテナンスしてくださる(有料)ので安心して使い倒してください。使うことが最高のお手入れ方法と河原崎さんもおっしゃいます。

岐阜県の高山市で吹きガラスのしごとを続ける安土草多さんのペンダントライトもこの度より常設で取り扱うようになりました。
柔らかな白熱灯のひかりと吹きガラス特有のゆらぎのある表情がいいですね。
もちろん今までの器も一緒に展開しております。
スペースの都合上しまってあるものもありますので、お探しのものがない場合にはお気軽にお問い合わせください。
10階のでは丁寧なくらしに役立つ品々を取り揃えた催事も始まるようです。
明日から金曜日までお手伝いしておりますので、ぜひお出かけください。
みなさまのお越しをお待ちしております。