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ヒデヒサ
表題の画像は、川埜龍三さんによる陶像「ヒデヒサ」です。ロバの耳をした、埴輪のような人物の頭部が造形されています。
普通、埴輪は無表情ですが、この造形では、備前焼の自然釉による光沢で、涙が滲んでいるように見えます。
そこで、倉敷の花屋・アトリエトネリコお勧めの、花びらがワックスのような光沢をもつ花、ラナンキュラスと引きあわせてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1641034738971-BFoSbQMyaQ.jpg?width=800)
ラナンキュラスは、洋の花ですが、備前焼の和の花器とよく馴染みます。備前焼に仲介されて、花とヒデヒサの哀しみとが一体化した感じで、川埜作品のアート性をより深く味わうことができました。
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