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石田和也さんの花器に観られた苦悩の表現について〜ムンク・作「叫び」との共鳴〜

ヒデヒサ

倉敷の花屋・アトリエトネリコおすすめのアネモネ、モナリザブルーです。倉敷・羽島焼き三代目、小笠原常美さんによる空色の花器に生けたところ、みるみる颯爽としたブルーの花びらが開きました。まるで花器に込められていた色香が、勢いよく湧き出したかのようです。

花びらに光沢がある濃い花、ラナンキュラスはラテン語で「カエル」の意味です。葉がカエルの手に似ているのと水辺を好むからだそうです(倉敷・アトリエトネリコさんより)。カエルつながりで、カエルに似た、谷吉孝之さんによる備前焼の花器に生けてみましたら、ちょっとユーモラスな絵になりました。

倉敷の花屋アトリエトネリコお勧めの、長野県鈴木農園さんのバラ、ミルナです。藤原加寿子さんの花器に生けています。花は一ヶ月近く経過しましたが衰えることなく咲き続けています。日が経つと花びらの色がいよいよ翳りを帯びて、味わい深く変化してきました。花を熟成させて楽しむ経験ができました。