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海野千尋さんの作品紹介

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海野千尋さんによる造形作品の紹介をまとめてみました。
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#アート

アートの世界で出会った印象深い2組の夫婦の物語~チハルさん・バリさん夫妻、ヨシコさん・ぶるーす さん夫妻~

アートの世界で最近出会った、2組の印象深い夫婦を紹介します。 まず紹介するのは、チハルさん・バリさん夫妻です。 チハルさんは、広島県福山市出身の天才アーティストです。夫のバリさんは、かつて会社員で、安定したポジションで仕事をしていました。 ある時、バリさんの部下として、チハルさんの妹さんが配属されてきました。妹さんが「うちのお姉ちゃんと会ってみたら」とチハルさんをバリさんを引き合わせました。二人は恋に陥ち、夫婦になりました。 結婚後もバリさんは会社勤めをして、チハルさ

ヨシダコウブンさんと仲間達3〜仲間を導くコウブンさんの日々を追って〜

広島県福山市でケモノノスミカ工房を主催する造形作家のヨシダコウブンさんは、福山・倉敷・岡山方面において、大所帯のアーティストを束ねるキーパーソンです。 画像の光沢のあるグレーのケモノは、コウブンさんの自我像と言える作品です。 ケモノは野に住み、水辺へと仲間を導きます。 現実のコウブンさんは、自ら先頭に立って、展示会を開催し、仲間達の活動を牽引します。また、仲間の発表の場に駆けつけてエールを贈ります。 そんな、コウブンさんの日々の活動を分身のケモノで再現してみました。

バリさん

バリさんは、広島県福山市在住の造形作家です。得意分野は、革のアクセサリーです。 バリさんの作品は、一見かわいらしくユーモラスですが、その世界観は深淵です。 画像は、バリさんの作品による曼荼羅表現です。 3体の造形において、尻尾や顔などの「部分」に使われている「パーツ」が2体で共有され、1体は異なり、それが3体相互に分配されています。例えば尻尾のテントウムシのパーツは、2体で共有され、一体で違っています。ヒゲ、耳、目、鼻のパーツも同様です。 これは、宇宙の究極原理ではな