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所感 ”9割が間違っている「たんぱく質」の摂り方”

久しぶりに食事関連の本を読み、参考になった情報が多かったので、自分の勉強がてらこちらに記載します。

今回の本は『9割が間違っている「たんぱく質」の摂り方』という、管理栄養士の方が書かれた本です。

本書はたんぱく質の話がメインではありますが、その前段として腸内環境(腸粘膜)が大切であることや、アブラに関する記述もあるなど、食事に関することを広く扱っています。

たんぱく質については1日何グラムといった基準は設けずに、たんぱく質を含む食事をお腹いっぱいまで食べて良いというのが本書のスタンスとなっています。(ほんとにお腹いっぱい食べてはマズいと思いますが)

その中で個人的に気になったことを自分の体験も踏まえて適当に記載します。

小麦と牛乳

グルテンとカゼインが腸に悪いということが本書に記載されており、まずこれらを含む食品を避けることが大切と記載があります。
何を食べるかよりも何を食べないか、も重要ということです。

グルテンやカゼインの影響については以前から知っていました。一方で、何世紀も前から小麦を主食としている人たちがいるのに、その人たちは問題にならないのか?日本人とは異なる腸内細菌を持っているのか?といった疑問がありました。

本書にこの疑問に対する答えがありましたが、品種改良や遺伝子組み換えが行われてきた結果、グルテンの含有量が増えてきたとのことです。
なので以前から小麦を主食としていた人たちも、現在の小麦を主食とすれば腸に悪影響があると理解しています。

ちなみに、個人的には小麦製品を減らすようになって、昼に食パンを食べるくらいで他は食べてません。
そんなこともあり花粉症がほぼ治りましたが、今年に関しては花粉症の時期には食パンを食べるのもやめました。
その効果か、花粉の飛び初め頃に起きる年1回の症状も出ず、今年は花粉の影響をほぼ受けずに済みました。


中毒対策

上述のグルテンやカゼイン、他には本書にも出てくるように糖質にも中毒性があるのですが、その対策としてこれらの接種を「2週間、完全に断つ」ことが本書では勧められていました。

個人的にもこの方法はお勧め、というかこれしか対策はないのではと思っています。
こういった食品には「食べるから食べたくなる」という負のサイクルを回す作用があり、そこを断ち切るには食べないこと以外の選択肢はないと考えます。

私が学生の頃は、今思えばあり得ないですが、スポーツをやっている人にとって脂質は悪で糖質はいくら摂取しても良いという考えがありました。

それもあって、食事以外にもジュースなどから糖分を摂っていたのですが、十分飲んだはずなのにまた飲みたくなる、何となく頭が痛いというかぼんやりする感じがあるけどまた飲みたくなる、といった状態に陥っていました。

社会人になり生活が変わり、スポーツ(サッカー)をやる頻度も落ちたこともあり、結果的に糖質の接種も減りそのような状態から抜け出せました。

上記だけでなく、甘い物とかパンとかも同じような感覚に陥ったことがあります。(個人的にはガムも同じだと思ってますが)

そういった場合は、やはり一定期間食べないこと、更にはそういったものが売っている場所に行かないこと、行くタイミングを考えることで、負のサイクルから抜け出してこれました。


玄米、全粒粉の影響

こちらはこの本を読んで初めて知ったことですが、全粒粉や玄米は体内からミネラルを排出してしまうため、ひどい場合は貧血などの症状に陥ってしまう場合もあるそうです。

玄米を食べていたことが一時期あるのですが、効果がイマイチ分からなかったのと単純に美味くないのもあって、今は食べてないです。
食べていた時もそんなデメリットがあるとは知りませんでした。

代わりに今は5分づき米を食べることがあるのですが、調べた限り悪影響を及ぼす成分(フィチン酸)がなくなっているか明確なことは分かりませんでした。まあ、減ってはいると思いますが。


ローテーション

同じ種類や部位のものばかり食べ続けると、アレルゲンを作りやすくなるため、いろいろな種類のものをローテーションで食べるようにすることが本書では推奨されています。

アレルゲンの観点はなかったのですが、
・いろいろ種類を食べた方が偏りがなくなり良さそう
・単純に同じものは飽きる
といった理由から、例えば納豆とかもいくつかの異なるメーカーのものを食べるようにしてきました。

根拠はなくて、なんとなく正しいと思っていてやっていたことが正しいと分かり、これからも続けようと思いました。


オリーブオイルの過熱

こちらはこの本を読んでいて私の理解が違っていた、というか改めて調べても何が正解か分からない状況なのですが、オリーブオイルは加熱すると酸化してしまうため加熱する料理には適さないとのことです。

オリーブオイルは加熱しても問題ないとの情報があり、加熱する料理にも使っています。
改めて調べると200℃弱くらいまでなら加熱しても問題ないとの情報もあり、正確な真偽は不明なままです。


その他にも、
・カロリー計算は無意味
・PFCバランス(たんぱく質、脂質、炭水化物の割合)に科学的な根拠はない
・プロテインはボディビルダーでもない限り摂取しない方が良い(ただ、自分は激しい運動した後に飲んでますが)

など、知っていたことのアップデートも兼ねて、参考になる情報がありました。


上記は個人的に気になったことを書いただけでかなり偏りがありますが、
本書には、たんぱく質に限らず食事に関することを広く書かれており、読んでおいて損はない本になっていると思います。

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