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気象予報士試験 独学一発合格体験記 #6 勉強法②

2023年8月に行われた第60回気象予報士試験に独学で一発合格しました。
その記録を適当に書いていきます。


今回は勉強法について記載します。
勉強法については何回かに分けて書く予定で、以前にも記載しています。
気象予報士試験に特化した勉強法というよりは他でも使えるような方法の記載がメインになると思います。


前回は「勉強を何回転もさせる」ということについて記載しましたが、今回は情報の整理方法について記載します。

なお、情報を整理する目的は記憶を定着させることですので、その前提で読んでいただければと思います。

情報の整理方法は大きく2つに分けることができ、
①基本的にはテキストに書き込む
②なんらかの理由によって①が不適切な場合、ノートにまとめる

という方法を採っていました。

それぞれについて少し詳細に説明します。


①テキストに書き込む

前回勉強法について記載したとおり、以前は本に書いてあることをほぼすべてノートに書き写しそのまま覚えようとする、という超非効率な勉強法をしていました。

その方法から脱却し、効率良く情報を整理する(=記憶させる)方法がテキストに書き込むということです。

書き込む内容としては、過去問を解いてテキストに記載してあった情報だけでは不十分な場合に、関連する情報を基本的には書き込んでいました。

こうすることで、過去問の情報も含めたおおよそテスト範囲をカバーできる内容が一冊のテキスト内に網羅されることになります。

また、書き込むという行為自体に記憶する効果もあるため、過去問でポイントとなるような事を記憶できるという効果も期待できます。


テキストに書いてある重要な情報はノートにまとめないのか?と思うかもしれないですが、基本的には次の②に該当するモノ以外はノートにはまとめませんでした。

これは次の理由によります。
・ノートにまとめる行為に時間を要する
・情報はなるべく一つにまとまっていた方が後から参照しやすい

こういった理由から、基本的にはテキストに書き込むという方法を採用していました。


②テキストに書き込むのが不適切な場合はノートにまとめる

「不適切な場合」のニュアンスが正しいか微妙ですが、主に以下の場合にノートにまとめていました。
情報を整理する目的は記憶することであり、記憶することが難しい状況になっている場合にノートにまとめていたということになります。


1.同じような情報が並列している場合

例えば、数値予報モデルはいくつか種類があり(局地モデル、メソモデル等)、それぞれにモデルについて項目(目的、解像度、期間、回数等)の内容が異なっています。

整理すると表形式になるのですが、微妙に数字が違ったり、特徴が違ったりしていて(更に最新の情報と違っていたりで)、テキストを読んだだけでは記憶するのが難しい部分がありました。

こういった情報は別途ノートにまとめ、記憶の定着を図りました。


2.情報が散乱している場合

温帯低気圧を例にすると、発生期・発達期・最盛期・衰退期のそれぞれについて、衛星画像の特徴、トラフとの関係、各天気図の特徴といったことを一通り頭に入れる必要があります。

私が使用していた「かんたん合格」シリーズでは、「温帯低気圧」といった章はあるものの、実技試験も踏まえた上ですべて情報が整理されているわけではなく、様々な個所に情報が分かれていた状況でした。

こういった情報をまとめていました。


3.テキストに書き込めない場合

これはテキストの情報が古かったりして、その情報をそのまま更新しなければならない場合に多かったのですが、
単純にテキストに書き込むスペースがなかったり、書き込んで見えずらくなりそうな場合はノートにまとめてました。

例えば、特別警報の定義、防災の警戒レベルの情報というものが該当していました。


上記のとおり情報を整理するというのも、実践している勉強法の1つになります。
他の勉強法については後ほど記載します。


今回は以上になります。


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