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2019年の個人的なふりかえり

ソニックガーデンという会社を経営しています。もう1社、クラシコムという会社にも社外取締役として参画しています。ある意味で個人的な活動として、書籍の執筆も生業としています。

ソニックガーデンでは代表取締役という立場でもあるので、2019年の会社としてのふりかえり、起きた出来事など、経営をしていて学んだこと、そうした内容は会社代表ブログにまとめました。

こちらのnoteでは、私個人としてのふりかえりを書いてみたいと思います。

書籍を2冊も上梓しました

2019年は、なんといっても本を2冊も出版したことが印象深いです。1冊目の「管理ゼロで成果はあがる」は昨年に執筆していたので想定通りでしたが、もう1冊「ザッソウ」は完全に想定していませんでした。しかし、とても良い機会をいただけたと思います。

管理ゼロ本は、マネジメントの仕事に10年ちかく携わってきたことで、ようやく少しは自信をもって語れるようになってきたという思いがあったことと、ティール組織やフラットな組織が注目されていたこともあって、そこに至るまでのプロセスについて書きました。

個人的には、「納品をなくせばうまくいく」でビジネスモデルについて、「リモートチームでうまくいく」でワークスタイルについて、それぞれ語ったので、この3冊目となる「管理ゼロで成果はあがる」でマネジメントについて語ったことで、3部作の完結という気持ちです。

しばらく本はいいかと思ってましたが、オファーを頂いたこともあり、テーマとして面白そうなので書いたのがザッソウ本です。これまでの本では、自分たちで取り組んだことを軸に書いてきましたが、この本からはさらに抽象化して特定のテーマにフォーカスした本にしました。

というのも、私自身が関わる組織が増えたこと、自分たちの経験以外からも学ぶ機会が多かったことといったインプットの変化があり、より多くの人に読んでもらうためには、本を読んでできそうだと思ってもらえることかな、ということでスタンスを変えることにしたのです。

それぞれ「はじめに」を公開しています。

ザッソウ本は、つくり方としても新しい試みを多数しました。中でも、原稿を書き上げた後に、レビュー会という形で50名ほどの方々に生原稿の状態で読んでフィードバックを頂いたことです。最初は数名の方で想定してたところ、反響が大きくて大人数になってしまいました。

実際なら本を出版してからでないと得られないようなフィードバックを事前に頂けたことは本当にありがたいことでした。次の本でも同じようなスタイルをとりたいな、と思いました。もっと大人数でも良いかもしれない。

書籍の執筆は、著者による孤独な作業ではありますが、そこから書籍として出版していくまでは多くの方の協力が必要です。編集担当さんたち、デザイナーさんたち、レビュー会の皆さん、プロモーション協力してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

全国各地で登壇させてもらいました

書籍が発売になったことと、リモートワークが注目されたことが重なって、今年もたくさんの地域で登壇の機会を頂きました。ちょっと正確に数えてはいないのですが、ざっくり調べると50回ほど登壇していました。

資料をつかって講演するスタイルから、他の方々と一緒に対談するスタイルまで様々ありました。個人的には、今年は資料を使った講演よりも、フリートークしつつ参加者の皆さんとのインタラクティブにすすめていくスタイルに意識して変えていきました。緊張感がありますが学びも大きいです。

フリートークの欠点は、資料など作らないのでウェブに残らないことですね。ログミーが入るようなイベントなら良いですが、そうではない場合、そこ限りになってしまいます。参加者の満足度は高いのですが。その辺は改善したいところです。

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書籍を出して多くやったのはアクティブ・ブック・ダイアローグ(ABD)という新しい読書会でした。ABDについて詳しくは以下。

管理ゼロ本も、ザッソウ本も、どちらもABD向けにゲラの無償提供を行っています。新しい読書会の体験ぜひ試してみて頂きたいです。

登壇・合宿・旅行で全県制覇しました

登壇で全国各地に行く際は、リモートワークできる利点を活かして、余裕を持った旅程にしています。仕事だけでなく、その地方の美味しい食べ物を食べに行ったり、ちょっとした観光に行ったり。ワーケーションです。

それ以外にも、ソニックガーデンでは合宿やハッケーションという取り組みをしていて、会社の仲間たちと旅行に行ったりもします。

もちろん個人的にも旅行に行きました。今年、知床半島は2度も訪れました。秋に行った2度目の知床では、羅臼岳と斜里岳に連日登山するチャレンジをしてきました。クマが出るのが本当に恐怖でしたが、出会うことなく無事に登ってきました。

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他にも様々なところに行ったことで、ついに全県制覇することができました。達成感あります。

1月 福井
2月 大阪、大阪、岡山、久留米、福岡
3月 島根、沖縄、マホロバ、仙台、香川、岡山、ハノイ
4月 伊豆、福岡、札幌
5月 北見
6月 箱根、大阪
7月 マホロバ
8月 和歌山、大阪、岡山
9月 京都、知床、逗子、大阪
10月 長野、徳島、香川、札幌、宮古島
11月 金沢、大阪、八戸、弘前
12月 ハノイ、宮崎、名古屋、京都

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アプリはこちら → https://zhung.com.tw/japanex/

個人的に始めたこと・やめたこと

2019年の5月の誕生日を期に、なんとなく始めたのはジョギングでした。少し前は走っていたり走らなかったりとしてたのが、月に100キロ走ってみようと思いたち、走り始めました。

計算では営業日だけでも5キロ走れば100キロになるな、と考えてました。が、走り始めた当初は、5キロすら本当にキツかったのと、雨が降ったり出張で生活リズムが変わったりすると走れなかったりで大変でしたが、なんとか11月まで半年間は連続で走りました。

そうするうちに、徐々に距離をのばせるようになり、タイムも速くなって楽しくなってきて、11月には宮古島のハーフマラソンに参加しようということになって、初めてのレースに参戦してきました。目標にしてた2時間をきることが出来て満足でした。(その後、どうも足首を痛めたらしく11月12月はあまり走れてません・・・)

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誕生日を境にやめてみたのはアルコールです。こちらも特に大きな理由もなにもなく、しばらくやめてみるか位の感じで断ってみたところ、ノンアルコールビールでも全然いけるということがわかりました。

もともと、お酒は強い方で飲んでもあまり変わらない、むしろ雰囲気に酔っちゃうタイプでしたので、ノンアルコールビールであっても飲み会では普通に過ごすことができるのでした。

少し困ることは、地方にいったときに一人で食事を楽しもうと店を探しても、ノンアルコールでもいける店が少ないことですね。今後、なんとなくアルコールもタバコと同じような位置づけになっていくのかなぁという感じはしています。

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11月からは、こちらでnoteの定期購読マガジンを始めてみました。ソニックガーデン社長としてブログを書き続けてきたのですが、今回はもう少しタイムリーに日記に近いもので、完成度が低くても良いもの、公私で言えば個人の立場で書くために始めました。

とはいっても、本当に思うままに気軽に書けるかというと、結局は立場もあるので気を使うところはあります。これまでの文脈を知らないと誤解されてしまうこともあるかもしれない。

そこで、一部を有料にすることで半分プライベートみたいなことはできないか、という実験として始めました。まだまだ試行錯誤を続けていきます。月3〜4回は更新したいと思いますので、お付き合いください。

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2019年は、ソニックガーデンの経営はもちろん頑張りましたが、それ以外に人間関係や活動も大きく広がった一年でした。ありがとうございました。(今回の記事は有料エリアありません)

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