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人生で一度もレギュラーになったことのない野球選手でした。

皆さんこんにちは。
"プロ野球選手"藤原 蔵太としての最後のnoteへようこそ。

これが本当に最後です。

個人的な思いですが、自分がこれまで独立リーグやNPBを目指す過程において経験したことや考え、葛藤したことを無料で公開する事はしたくない。と思ったので有料にさせて頂きました。

これまで感じた感情や独立リーグのリアルな部分もお伝えできたらと思います。

それでは早速本題に移ります。


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2021年9月18日(土)
シーズンが終わり5日が経ったこの日も配送の仕事をしていた。全ての荷物を配り終えて車に戻るとケータイが鳴っていた。社長からだった。

その日、休憩をして寮を出る時に"その電話"の存在は知っていた。福井に残れるのか、それとも…

不安でいっぱいになりながら電話に出た。

その電話では、来季から新体制に変わるという事。引き継ぐために推薦できる選手が限られているという事。そして自分はその枠には入れなかったという事を聞かされた。

「これが全ての荷物を配り終えた後でよかった」と思った。もし荷物が残っていたらどんな気持ちで回れば良かったのだろうか。

2年連続の自由契約、いわゆる「クビ」宣告である。

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