見出し画像

サイバーエージェントでの長期インターンを終えて

はじめまして、東京理科大学3年の倉成汰一です。この度は2021年の7月から1年半ほど勤めていたサイバーエージェントでのインターンを退社しましたので節目ということで1年半の振り返りをします。
これからは、自分自身の整理のためにも情報発信をしていきます。
遅くなりましたが、読んでいただけると嬉しいです。
※諸事情により投稿し直しました。またいいねくださると嬉しいです。

自己紹介

2001年に岩手県で生まれ、高校まで岩手で過ごす。小中高と生徒会長を務め、高校時代には生徒会活動として、公式LINEを用いた校内インフラの構築とサッカー部に所属。
大学で上京し、iOSアプリ開発言語Swiftを学ぶサークル、学祭サークル、金融サークルに所属し、大学2年生よりサイバーエージェントインターネット広告事業本部で長期インターン。

CAインターンの採用が決まり記念の写真(色々ツッコミどころはありますが笑)
その頃はABT出社だと思っていました

○はじめに

スクスクの入館証、Capi、社用PC、自分のデスク、オフィスの立地、全てに感動、ワクワクしながらインターン生活をスタートさせたことを覚えています。
配属の部署(DXオポチュニティーセンター)では社員さんの計らいでインターン生でも多くの業務を経験させていただきました。
特にコーディングによる局内の業務効率化はとても自分の力にもなったなと実感しております。トレーナーのなかむさん、りらさん初めオポセン、オウンド、販促Insta局の皆さん本当にありがとうございました。

Swiftのコーディング経験はありましたが、InstagramのAPIは初めて触りましたし、JS(Java Script)に関してもほとんど初めて初めてだったためとてもみになるインターンでした。

○なぜCAに?

当時岩手から上京してきて、環境、価値観、情報の質など全てが違う、格差がある中、インターネット・SNSの情報はどこにいても変わらないということを実感しました。それとともにもっと前からこの情報たちに触れたかったということを思いました。
そこから

こうを思うようになり、インターネット広告に一番強いサイバーエージェントのインターンを志望しました。

○目標を探し誰よりもコミットする精神

入社当時大切にしていた行動指針

正直なところ、インターン開始時は

届けたい人に届けたいものを届けたいだけ届けられる広告

というものにロイヤリティーを感じてはいつつも、そこで具体的に自分は何をしたいという明確な目標がない状態でした。だからこそ、自分はこの会社で何ができるのか、何をしていくのかを明確にするためにこのような行動軸でむしゃらに動いていました。

・動画編集技術
・GASコーディング(JavaScript)
・スプレッドシートの関数
・パワポレイアウト
・Instagram投稿デザイン

これらはインターンで挑戦したからこそ得られたものだと実感しており、成長を感じています。
特にSwiftのコーディング経験はあったものの、GASのコーディングは初めてで、バリューを出すために2週間箱詰めでコーディングをしたのもいい思い出です。
できないのにも関わらず『YES』ということは業務上良くないことではありますが、挑戦できたこと、挑戦させていただけたことはとても成長につながりました。

上記のような専門的なスキルが身についたことも成長ですが、何より成果・目的のために突き抜けられる精神力をさらに磨けたことが成長だと感じています。

○目標設定

当時私は

______________________________________
① SNS運用のサポート
② 業務効率化、分析のためのコーディング
______________________________________

この2軸の業務を行っていました。
特に①は足元の制作などがメインでした。そのため自分が伸びると仮説を立てて運用を行い、クライアントを喜ばせたいと思うようになりました。
そこから以下のような目標が生まれました。

実際のアクション

・ アカウントの現状を把握するために週次の定例に参加させてもらう
・制作だけでなく企画だしのところから入り、企の意図とセットで社員さんにアタック
・インサイトから伸びる投稿、伸びない投稿の分析、自分なりに伸びる投稿とは何かの仮説を設定、社員さんに都度当てる

ここでもとにかくがむしゃらに、アカウントがよくなるためには自分がどのようなことができるかを第一に考えて動いていました。

定例への参加や、企画出し、振り返りからのネクストアクションの考案まで任される内容が増えてきて、とてもやりがいを感じてくる期間でした。

○目標達成後に見えてくる課題

当時のトレーナー(なかむさん)と実際に設定していた目標です

この頃部署が変わり、新体制となって再スタートを切った頃でした。
Instagramの運用も徐々に

・どういうアカウントにしていくかのアカウント設計
・それに伴う企画出し、提案
・定例資料の作成
・定例時のクライアントへの振り返り
・投稿だけでなく、Instagramライブなどの別企画考案

など本格的にアサイン&業務を開始していきました。
そこで、一旦は①のInstagram運用のディレクションをしたいという目標を達成したといえますが、ディレクションをしていく中での課題が浮き彫りになっていきました。特に

・PDCAサイクル
・アイデアの言語化

の重要性を再認識させられる半年間であったなと感じています。

案件運用で学んだPDCAの各観点

特に、アカウントを運用においてPDCAサイクルを回す際に

・メインターゲットはどの年齢層なのか
・ペルソナ、インサイトはどのようなものなのか

というユーザー視点の観点も重要だったと感じています。これはInstagramの運用に限らず、新規事業を考えたり、ビジネスを行う上で経営者視点、クライアント視点になりがちですが、最終利用するユーザーの深層心理を理解することが必要であることも学びました。

情報収集をしまくる

上長からの助言もあり、当時担当していたアカウントのメインターゲットを対象にしているWebサイトや雑誌、記事、インスタグラムの投稿などを見まくりました。
そもそもの企画だしやユーザーのインサイトを考える際に

・どのようなことで悩むのか
・どのような情報を欲しているのか
・見たい情報、得たい情報は何か

がユーザー視点ではなく、自分視点で考えてしまっていたためこの方法はとても有効的でした。

必要な3つの力

実際にアカウントを運用するにあたって

この3つが特に重要であること、自分にはまだまだ足りていないと痛感する半年でもありました。
ディレクションをやっていく中で、これまでは自分がどのように立ち回るかにとても特化していました。
しかし、案件を運用しているのは自分1人ではないわけで、チームで運用しています。その中でチームの運用方針は認識誤差のなく、1つの方向に進む必要があります。
という当たり前のことではありますが、日々の進捗確認定例、mtgの大切さを学びました。特に物事の優先順位付け、その物事にどのくらいの時間がかかるのか(どのくらいの時間で終わらせなければならないのか)というところのスケジュール引に苦戦しました。

特に、生徒会長などリーダーシップ経験を多く積んできましたが、逆に肩書きによって周りを巻き込めていた(生徒会長は生徒会総務の一員であり元々周りを巻き込みやすい環境だった)ことを巻き込み力があると勘違いしていることを痛感しました。

自分は何がしたくて、何を巻き込みたいのかを明確にして、言語化することは自分の弱みであることを痛感したとともに、とても大切であると再認識しました。

・日々の進捗を欠かさず共有すること(厳しい場合はデイリー定例、週次定例など強制的に共有する時間を作ること)
・進捗に限らず方向性についてに認識誤差がないか確認すること
・自分のキャパを理解した上で、どこまでできてどこから終わらないのかを早めに相談、共有する

○達成できなかった目標

スタメンの目標に1ヶ月に最低でも1つの業務効率化を果たす武器作りというものがありました。結論から言うと文句なしの達成という結果には至りませんでした。

無論コーディングの技術やスプシの使い方(関数中心)などのスキル向上は続きましたが、自分なりにこう言うものが部署に足りず、こう言うプロダクトを作ることで、こう言う効果が見込めるといった設計ができませんでした。

個人的には、組織を俯瞰的にに見れなかったというわけではなく、シンプルにInstagramのアカウントを効果的に運用していく上での道筋、戦略が自分の中でまとまっておらず(インプット不足)だったためこのような結果を招いたと思っています。


○ネクストアクション・アウトプットがなかった半年間

これまでの半年間と変化なしです

この半年間でも部署移動でトレーナー(上司)、メンバーが変わりました。
発足したての局になり、Instagramに最も詳しい立場出会ったのにも関わらず、局の効率化を果たせなかったことはとても後悔です。
案件に関する可動でほぼ手がいっぱいになってしまっていたこと、にもかかわらずその案件では、ネクストアクションがなく安定的な運用に留まってしまったことです。
もっとこういうことができる、こういう成果があってさらにこうすればもっと効果が出る、だからもっとお金をかけるべきだ、という提案ができなかったこと、結果として規模も大きくならず、ただ運用をおこうなうといった形になってしまいました。

安定的にアカウントがグロースしていく中で、ネクストアクションを明確に記載できなかったのはインプットを含めたアイデア不足だったなと痛感しています。

アウトプット不足

1年かけて次のステップへ成長したと感じていますが、そのさらに上のステップまで成長できなかったことを痛感しました。
1年間ほどこれまでやってきたInstagramの運用において

自分が何を学んできたのか
何をやったらうまくいき、何をやったらうまくいかなかったのか
どういう気づきがあったのか

これをうまく言語化、資料化などアウトプットができなかったことが、結局一番局内でInstagramに関わっている期間が長くてもそのバリューを最大限活かせなかった要因だと痛感しています。

特に業務効率化に特化した武器でなくても、企画を考える時のプロセスや、伸びたStories、伸びなかったStoriesの分析、それに伴う考察など、様々な打ち手があった中で怠ってしまいました。

ということで、遅くはなりましたがコレからコツコツとアウトプットを兼ねたnoteを発信していきます

記念すべき1投稿目はこちら

まとめ

長くなりましたが、とても身になり濃い1年半だったと感じております。
ここまで書いてきましたが、何より一番の学び・成長は自分にはまだまだ

#巻き込む力 #助けを求める力

が足りていないということです。 見上げられるリーダーではなく、見上げるリーダーになるためにも、巻き込んでチームとして勝っていくためにも、アイスブレイクを含めた日々の会話から積極的にチーム内で行っていくとともに、自分の業務の中で何を巻き込みたくて、どう連携していきたいのかを明確にしながら仕事していきたいなと思いました。

○cominng soon

広告代理店でのインターンを経験した後に事業会社でインターンを始めた話。

○Appendix

実際に運用したプロダクト

  • ハッシュタグ発見器(任意のハッシュタグから人気投稿のうちよく使われているハッシュタグ関連をリスト化、Instagram graphAPI使用)

  • 信号生活CW発出(デイリーの数値を案件ごとにCWにお知らせするBot、GAS使用)

  • メールBOT(受信メールをCWに発出するbot、GAS使用)

  • 案件リマインドBOT(Instagram投稿30分前にアドバンスにアラートを促すBot)


挑戦はしたが運用には至らなかったプロダクト

  • カラーコード摘出(バズっている投稿からバズに寄与するカラーコードを業界ごとに摘出する)

  • 初速レポート(Instagram投稿後30分からレポートをAPIで取得するプログラム)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?