見出し画像

美味しい豚汁が気付かせてくれた、大事なこと

好きな人と食卓を囲むと、お腹も心もあったかくなるなあ、なんてことをこないだ感じました。

週末、金曜日の夜にお友達にご飯を作ったんですね。豚汁と、サツマイモご飯。秋っぽいでしょ。

そしたら、作ってる最中に「あれ、こうして友達にご飯を作るのって初めてかもしれない」って気が付いたんです。いや、買い物の途中から「私は少食だけど、みんなどのくらい食べるんだろう?おかわりするかな?何人前作ればいいかな?」なんて考えて、バラ売りのニンジンを取っては戻し、3本入りを眺めるなどして時間がかかっていたから、薄々気付いてはいたんだけれどね。

で、なんとか出来たはいいものの、大量に作っちゃって、たぶん10人前くらいかな。結果的に美味しく出来たからよかったけど、これがまずいものだったら「もう2度と友達にご飯作りなんてしない!」って、小さなトラウマになってたんじゃないかな。

思えばわたしは、“大まかな数”を把握するのが小学生のときから苦手でした。だいたいいくつある、が分からないんですね。「たとえば、10個か100個、どっちに近いかはわかるでしょう」ってお母さんに言われたことがあるけど「数えるまでわからない」というのがわたしの感覚で、おそらくいまもそういう感覚のままだから、何をどのくらい買えばいいか分からずに、大量の豚汁を作ってしまったんです。

大量に作った挙句、それでも食材が余ったので、家に持ち帰ってちゃんとレシピを見て、計りながら作ってみました。そうしたら「ああ、これはこのくらいの重さで50gなのね。具が6種類だと1種類はだいたいこのくらいの量で4人前になるのね」なんてイメージがしやすくなったのです。たぶん、次に作る豚汁は適量にできる気がします。

人には得意不得意があって、これは当たり前だと言われてるけど、普段は忘れてたりします。だから、日頃の生活の中で得意不得意を意識して、得意なことをどう活かすかとか、不得意なことをどうカバーするかとかを考えられたらいいなあ、なんて思ったのでした。

美味しい豚汁が気付かせてくれた、大事なことだな


くらむぼん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?