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『ジョジョの奇妙な冒険』の魅力

ジョジョの奇妙な冒険』を知ったのは小学校2年生のとき、週刊少年ジャンプを始めて買ったときでした。

当時のジョジョの主人公はジョセフ・ジョースター。
ワムウとの戦車戦が描かれていたときだったと記憶しています。

その時からジョジョの世界に惹き込まれてしまい、40代になった今でも、私にとって圧倒的ナンバーワンの漫画です。

子どもたちがもう少し大きくなったら是非とも読んでほしいと思い、『ジョジョの奇妙な冒険』の魅力を3つにまとめて書こうと思います。

3つの魅力は次のとおり。

  1. 惹き込まれる画力

  2. キャラクターの細かな描写

  3. 奇妙さの演出

惹き込まれる画力

空条徐倫
 『荒木飛呂彦原画展 JOJO -冒険の波紋-』にて写真撮影OKだった作品

まずは惹き込まれる画力、圧倒的な画力です。

ジョジョの絵は気持ち悪い、怖い、なんだか不気味と聞くことがありますが、それって裏を返せば、タイトルにある『奇妙』が読者に確実に届いているという証拠ともとれます。

当時のジャンプはメインを張れる作品がゴロゴロあるなか、小学2年生の私は荒木飛呂彦先生が描く奇妙で魅力のあるジョジョの絵のとりこ(今でもとりこです)になっていました。

キャラクターの細かな描写

ジョルノ・ジョバァーナと仲間たち
『荒木飛呂彦原画展 JOJO -冒険の波紋-』にて写真撮影OKだった作品

個性豊かなキャラクターもジョジョの魅力です。

魅力の理由はなんといっても細かな描写。
キャラクターごとに背負っているモノ、覚悟、人間味などが細かく描かれており、読み進めていくことでそれぞれの生き様を感じることができます。

人間の強さと弱さ、正義と悪、それぞれのあり方について考えさせられることがあり、それは個々のキャラクターが綿密に設定されているからこそ、漫画で魅力的に描かれると思います。

ちなみに、私が好きなキャラクターのTOP3は次の3人です。

  1. ジャイロ・ツェペリ
    自分の弱さを克服していく様が魅力的

  2. DIO
    崇高なプライドと私にはないものを持っていて魅力的

  3. ジョルノ・ジョバァーナ
    自分の行動の先には光があると信じて進んでいく様が魅力的

奇妙さの演出

東方仗助、杉本鈴美、アーノルド
 『荒木飛呂彦原画展 JOJO -冒険の波紋-』にて写真撮影OKだった作品

最後に奇妙さの演出がたまらないです。

「ゴゴゴゴゴゴゴゴ…」という緊迫したシーンでよく見られる演出音(というのでしょうか)、読者をドキドキさせるようなコマ割りなど、とにかく奇妙さの演出がハンパないです。

また、バトルシーンで見られる「オラオラオラオラ…」や「無駄無駄無駄無駄…」といったラッシュのかけ声も作品の個性を引き上げており、独自の世界観を演出しています。

その他にも「ジョジョ立ち」と言われるキャラクターの独特なポージングがあり、「普通こんなポーズしないだろ」というポーズや、「このポーズ真似してみたい」と思わせるポーズなど、作品の奇妙さを更に引き上げています。

ぜひ子供たちにも読んでもらい、作品の世界観にたっぷりと浸って何かを感じ取ってほしいです。

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