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失敗に学ぶ

先日、久しくパートナーに手品を披露しました。

コインを使ったマジック一つと、カードを使ったマジック一つの計二つ。
どちらも手順的に言えば簡単なものですが、自分自身が初めて実演を見せてもらった時の衝撃が忘れらないお気に入りのものです。

今回、最初に見てもらったのはカードのほう。
相手に混ぜてもらったデックから同じ数字のカードを4枚あれしてこれして抜き出して見せる的なやつで、とても喜んでもらえました。
今思えば運びが早すぎたかなーとか反省点はあるけれど、4枚目を出す間際にパートナーがカードを凝視しながら「まさか…まさか…!?」と相の手を入れてくれたのが嬉しかったですね。笑

ここで「他はない?」と言ってもらえたので内心めちゃくちゃ喜んでいましたが、表では少し抑えつつ次のコインへ。

次にやったのはコイン5枚を使うもの。
相手に5枚をカウントしながら握らせるが、なんと手に残ったのは…的なやつ。
ここで本日の記事の題名を「失敗に学ぶ」回収することになります。

その5枚目を握ってもらう時に、コインがぶっ飛んだり、コイン落としたりなんやかんや失敗を繰り返しました。
それが二人で爆笑してしまって、面白くて。
いやいやごめんちゃんとやるから!と、成功した折にはちゃんと「なんで!?」って驚いてくれました。

そこで思ったのが、失敗してもこんな暖かい雰囲気に転じることもあるんだなーということ。
そんな事もあるのかもくらいには思っていましたが、経験を積んだ人が頭良い切り返しをしてこそ笑いが成立するものであって、自分がそう出来ることは無いと思ってました。

でも今回思ったのは、相手との関係性によってマジックの成功失敗やマジックの経験値は関係なく良い雰囲気を維持できるんだなということ。
自分が相手と仲良くしたいとか場を楽しくしたいという気持ちは大前提として、相手も私と同じ気持ちをもって配慮も沢山もらっているから成立することだなと思います。

信頼関係とかそういう話になるのかな。
私はプロの方のように初対面の人に見せるような事はないので、信頼関係をもう築いている人にしか演じることはないのでその場合の話ではありますが。
相手への感謝とか、場を楽しくしたい気持ちさえ忘れなければ、失敗も思っているよりは怖く無いものかな…。などと思ったのでした。


久々に描いたここ用の絵。コイン落としてるところをイメージして。

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