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対話の中でのkintone SIGNPOST活用方法

kintone SIGNPOSTがリリースされてから1ヶ月経ち、おかげさまでたくさんの反響を頂いておりまして本当にありがたいです。ありがとうございます!

すでに勉強会や読みあわせ会などが開催されていたり、パートナー様やユーザー様に案内して見ていただいたり、twitter上でもいろいろなディスカッションが起きたりして、まさに「マニュアルではなく共通言語として」広がってきているような気がします。

この1ヶ月間、twitterや社内kintoneをエゴサしまくったおかげで、PC・スマホなど至るところの予測変換が「s」→「SIGNPOST」となっており、非常にエゴサ生産性が上がっておりますが、今日はそんな個人観測の結果を踏まえて「(twitterも含む)対話の中でのkintone SIGNPOST活用方法」についてご紹介したいと思います。ご参考にしていただけたら幸いです。

活用シーンは3種類ぐらいありそう

まず対話の中での活用シーンとしては3種類ぐらいのパターンがありそうです。

1. 「kintoneって何なの、どんな風に使えるの?」という相談パターン

2. 「今、〇〇業務で困っててさ〜、kintoneでなんとかしたいんだよね」という要望パターン

3. 「kintoneって△△できるの?どうやってやるの?」という手段パターン

それぞれ解説していきます。

1. 「kintoneって何なの、どんな風に使えるの?」という相談パターン

「kintoneって何に使えるの?」kintoneをご利用の方なら一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか?これが答えづらい!笑

「kintoneって案件管理ツール?」・・・うーん、そうだけどそうじゃないw
「業務改善プラットフォームって?」・・・いやその、あのー^^;
「青い雲とどう違うの?」・・・洋食と日本アニメの比較くらい難しいです

なのでここでのkintone SIGNPOSTの使い方としては、どのパターンでも良いので「一緒に『状況』『問題』を読んでみる」というのはどうでしょうか?

例えば、「現場主体の業務改善」であれば

状況
関係者が集まって業務改善について検討を重ねている。
問題
IT部門や社外の構築者が一生懸命構築した業務システムであっても、現場メンバーが自分ごと化できなければ業務改善の効果は現れず、いずれ使われなくなってしまう。
現場メンバーが主体的にならなければ本質的な業務課題が明らかにならず、せっかく構築した業務システムが的はずれなものになってしまう。
機能的に充実しているように見える業務システムであっても、現場メンバーが全く関与せず他人任せで構築されていると、現場メンバーは「自分たちの業務システム」という感覚が持てないため有益なフィードバックが出てこない。結果使われないシステムになってしまう。

を一緒に読んでみる。そうすると「いや実は、自分ごとにならないというのは確かにそうなんだよ」とか「逆に現場メンバーの士気は高いんだけど、経営者を説得できなくてさ」といった話が相手から聞けるかも知れません。そうやって言語化を進めていけば、相談内容の解像度が上がっていくので、結果としてkintoneの活用シーンを感じていただけるのではないでしょうか。

2. 「今、〇〇業務で困っててさ〜、kintoneでなんとかしたいんだよね」という要望パターン

おそらくkintone活用事例をご覧いただいて「kintoneならできるかも?」と思っていただいた状況でしょうか。ここから実際にkintoneでどうやるかをつなげていくのは、ある程度経験がないと結構ハードルが高いですよね。

そんな時は、「kintone活用事例と併せてkintone SIGNPOSTをご紹介する」のはどうでしょうか。

例えば、「パーソルキャリア 様の事例」と一緒に「自分たちのガバナンス設計」を紹介してみる。

そうすることで「ガバナンスを強化すれば業務改善なんだな!」ではなく、活用事例を1つのアイデアとして捉えることができ、「ガバナンスを強化することでこんなメリットがあるのか。一方、自分たちの会社ではどうだろう?」と思考を深めていただけるのではないでしょうか?

3. 「kintoneって△△できるの?どうやってやるの?」という手段パターン

最後はちょっと難易度が高くなるのですが、「kintoneってここの計算こんな感じでできる?」とか「このデータを更新されたらこちらにも表示したいけどできる?」といった「手段としての実現可能性を聞かれるパターン」です。

単純に基本機能の範囲であれば良いのですが、「ん?なぜそのようなやり方をするのだろう?」と思った時は、kintone SIGNPOSTを使って「状況」「問題」を質問をしてみるのはいかがでしょうか?

例えば、「ほどほどのUIカスタマイズ」には、

状況
現場メンバーからUI/UXに関して様々な要望があり、カスタマイズ開発を検討しはじめた。

問題
UI/UXの大幅なカスタマイズは、kintoneのアップデートの影響を受け、アップデート後に想定通りの動きをしなくなる可能性がある。

とありますので、「UI/UXってユーザーにとってすごく大事だからこそ、kintoneのアップデートに影響を受けないように慎重に検討したほうが良いよね。現場の利用者はITツールに慣れている人たち?」という質問を投げかけてみる。

こうすることで「相手の考えた手段」を頭ごなしに否定するのではなく、「相手のやりたいことを実現するための最適解を一緒に考えることができる」のではないでしょうか。

というわけで、「対話の中でのkintone SIGNPOST活用方法」の例を3つご紹介しました。他にもこんな活用方法あるよ!という方はぜひ教えて下さい!みんなで共有してkintone SIGNPOSTの活用を広めていきましょう!

今後、「セミナー資料としての活用方法」「提案資料としての活用方法」なども紹介していきたいと思います。(^^)

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