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「ノーコードパスポート」始まります!

今週月曜日にノーコード推進協会からノーコードスキルを見える化する認定制度「ノーコードパスポート」のプレスリリースが出ました!実際に認定が始まるのは2024年1月からの予定ですが今回のnoteではこのノーコードパスポートについて書きたいと思います。


ノーコードスキルを見える化する「ノーコードパスポート」

ノーコードパスポートは、ノーコードスキルを見える化することでノーコード人材を広げ、ノーコード文化を広げることを目指します。
「ノーコード」と言うキーワードは、(kintone界隈の人には馴染みがあると思いますが😅)まだまだ広く一般には浸透しておらず、またともすればバズワードになってしまう(変な形で使い倒されてしまう)ような気配すらあります。

本来的にノーコードは、これまでITスキルに触れてこなかった人にもITを使って仕事をするチャンスを提供し、かつ自分自身の経験やアイデアを活かすことでステップアップしたり活用範囲を広げられるという、懐の深いものです。

しかしこれまで「個別ツールの認定資格」は存在していたものの、「ノーコードというくくりでスキルを見える化する認定制度」は存在していませんでした。そのような認定制度をノーコードツールベンダーが個別で作るのは難しいので、今回業界団体であるノーコード推進協会(NCPA)から「ノーコードパスポート」を整備しリリースする事になりました。

資格はスキルレベルに合わせて3つ

今回の認定制度で定義する資格はノーコードスキルレベルに合わせて3種類を設定しています。

ノーコードパスポートプレスリリースより

資格名称は宝石の名前を採用しました。これは、どのレベルであってもそれぞれの価値や輝きがあるよね、という思いを込めました。ノーコードという開かれたツールの資格名としてなかなか良いのではないでしょうか。😊

今後の広がり

まずは一番基礎的な資格である「サファイア」を2024年1月にリリースし、その後「エメラルド」「ダイヤモンド」を順次リリースしていく予定です。

ここで重要になるのが「ツールの使い方を正しく知っていること」に加え、「日頃の仕事・生活の中での学び・実績」を見える化できるか?だと個人的に思っています。これはノンフォーマル学習とも呼ばれ、ここでの成果を見える化することが経済的・社会的にも大きな効果があると言われています。(ちなみに、学習機関などで学ぶことを目的にした活動をフォーマル学習、メインの活動に付随して起こる学習をノンフォーマル学習、学習自体を意図していない活動からの学習をインフォーマル学習と呼びます。)

上記Webサイトより
https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2015/06/post-582.html

kintone認定資格はメーカーの提示するヘルプや使い方リファレンス(kintone SIGNPOST)をベースにしているので、「フォーマル学習の認定」と言えますが、今回のノーコードパスポートは「ノンフォーマル学習の成果をいかに見える化するか」となり、性格が異なり新たなチャレンジになりそうです。

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