この世の真理「自分の機嫌は自分で取れ」

イライラしたり怒ってばかりいる人は、人のせいにばかりしている傾向があります。車の運転をしているとき猛スピードで追い越していった車に「チンタラ走ってるんじゃねぇ」と言わんばかりの視線で睨み付けられたことがありますが、イラついたり怒ったりして損をするのは間違いなく自分です。何故ならばそのイラついている対象を変えることはできないからです。車の例で言うのなら、自分の気にくわない運転をしている人がいたら、その車の前に無理矢理停まって怒鳴り付けに行くようなものです。まさしく今問題になっている煽り運転ですね。

こういうことをしている人たちは「自分のイラつきを他人を責めること」で解消できると信じています。しかしそれは絶対に無理なことなんです。そんな他人に謝罪してほしいと思っている場合に一番ほしいものは誠意です。心から申し訳なかったと頭を下げられると許したくなる気持ちが生まれますが、それは恫喝まがいのことをしても得ることはできないのです。怒ったりイライラして自分が損をするだけであり良いことは一つもありません。時には怒ることが必要になる場面もあるかもしれませんが、それは大切なものを守るためです。自分の尊厳なども大切なものに含まれますが、尊厳とは他人を思い通りにすることではありません。

何でも人の責任だと感じている人はとにかく自分の気にくわないことは「こいつが悪い」などと言って怒りをぶつけます。全ての他人の責任にしているため、他人に機嫌を良くしてもらおうともしており、他人に依存しきっているのです。お笑い芸人のみやぞんさんが先日「自分の機嫌は自分で取る」ということを言っていましたが、まさしく現代人にとって重要なキーワードだと感じました。この言葉通りなんです。全ては自分次第であり、機嫌を良くも悪くも全部自分で決めることができるんです。

誰だって機嫌は良い方が良いですよね。それならば、自分で自分の機嫌を取っていた方が良いに決まっています。それでも怒ってばかりの人は多いわけですが、それは結局「怒りたくて怒っている」ということなんだと思います。自己肯定感を高めたいのかもしれません。他人に怒りをぶつけて他人が萎縮したり言うことを聞けば優越感に浸ることができるのでしょう。非常に愚かしい思想ではありますが、同時に可哀想でもあります。永久に満たされることのないイラつきを持ち続けて怒れる対象を探し回っているのですから、哀れです。

自分の機嫌を取って生きていた方が、楽なのに勝手にイライラする必要なんてありません。自分の機嫌を取るために大切なのは自己肯定感であり、自律神経のバランスです。私たちは自律神経さえ整っていれば、少なくとも精神的な不調にはならないのです。疾病により自律神経失調症になってしまっている場合は難しいですが、現代人の大半は生活習慣によって「自分で自律神経のバランスを崩している」と言っても過言ではないでしょう。それならば、自分で解決することはできます。

自律神経の整え方についてはnoteで色々と紹介しているためここでは割愛しますが、自律神経を意識するだけでも怒りを鎮めやすく、根拠のない不安や心配事は無くなるはずです。私たちの人生は自律神経が握っていると言えます。

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