くらい

短歌好き法学部生。時間のある時にコソコソ執筆します。

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最近の記事

酒の勢いで

酒の勢いで君に好きだと伝えたい 酒の勢いで君が綺麗だと伝えたい 君じゃなきゃ意味がないと伝えたい お酒の勢いでも伝えられない思いは、心の奥底に沈没している 君が幸せならそれでいいけど、幸せにするのがぼくならば、それが僕の人生の意味だ

    • ほうれん草の水切り

      以前アルバイトをしていた弁当屋でのことだ 僕のシフトは早朝。朝5時に起床し、適当なパンを食べて午前6時から3、4時間ほどサラダを作り続ける シフトは僕を含めていつも三人だった 僕は大学1年生だったので早朝の弁当屋ではレアキャラなのだ。シフトが被るのは以下の方々 ・人間を感じるおばさん(上京勢にとって人間味のある女性は母を思い出して安心感があるのだ) ・噂好きなおばさん(人間おばさんと仲がいいが、よく仕事を押し付けていた) ・不機嫌なおばさん(この中だと飛び抜けて若

      • 神聖

        恋をしている 君と一緒になる夢をみる 君を幸せにできた夢は一度もない 現実世界は元気でいてね 願っているよ

        • 人を傷つけてしまった日

          人を傷つけてしまった日は一人になりたくなる 自分は人に傷つけられることなんて滅多に無いのに、誰かを傷つけると自分も大怪我をしてしまう 僕も周囲も望まぬテロが頻繁に起こってしまう 自信とエネルギーと勇気がなくなってしまう ガス欠の心には空疎ばかりが満ちている

        酒の勢いで

          偽善

          優しさとは。きっと、人の優しさを定義しない人間のことだ。 善とは。決して、人を偽善者だと断じない心のことだ。 俺はきっと、優しくも善人でもないと思う。 でも、優しく、善人でありたいと思う。 もしも、この世に悪があるのならば、寄り添ったまま塵になって消えてしまいたい。 自分が善だと信じたことを誰が偽善でないと言い切れるのだろう。