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新潟で暮らしていくことの魅力とは?~長岡で働く人の姿をみて~【長岡市・池田組 石井直記さん】

1.はじめに

皆さんは、新潟で暮らすということに対してどのようなイメージを持っていますか?
また、新潟へのイメージはどのようなものでしょうか?

私は新潟県で生まれ育ちましたが、ずっと持っていた新潟へのイメージは“のんびりとした田舎”というものでした。県外の大学へ進学した友人が都会を満喫する姿を見て、都会ってやっぱり良いな、羨ましいなという憧れを持ったこともあります。
今回の取材では、長岡の池田組が運営するかきがわ不動産にて物件紹介や契約の仲介業などをされている石井直記さんにお話を伺いました。
石井さんにお話を伺ったことで、新潟で働くことの良さや魅力について再発見することが出来たので、書いていきたいと思います。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

2.石井さんが働くかきがわ不動産とは

最初に、石井さんが働いているかきがわ不動産についてご紹介したいと思います。
長岡駅から車で約5分の場所にあるかきがわ不動産は、その物件で「どんな暮らしを送れるか」、お客様は「どんな暮らしを叶えたいか」というふたつの視点を軸に物件を紹介している会社です。かきがわ不動産を運営する株式会社池田組は1915年に長岡で創業した建設会社であり、代々培ってきた家づくりのノウハウを活かし、不動産と建築・リノベーションの知識を一体化させた総合的な視点から、お客様の暮らしづくりをサポートしています。

3.東京・白川郷・長岡での仕事経験のお話

石井さんの生まれは新潟市秋葉区。新潟大学にて建築を学び、卒業後は東京で施設管理を行う会社に就職されました。その後かやぶき屋根の古民家で有名な岐阜県の白川村にて地域おこし協力隊として3年間勤めたのち、現在は新潟県長岡市にある池田組で不動産関連のお仕事をされています。

大学院を卒業し、最初の就職先で県外に決めた理由は、「とりあえず県外で働いてみたい!」という思いだったとのこと。その後募集があった岐阜県の地域おこし協力隊に参加。移住者を受け入れようという目的でリノベーションをしてシェアハウスを作る取り組みをされていたそうです。

私自身、大学卒業後はこのまま新潟で就職するのか、それとも東京など県外へ出ていくのか…非常に悩んでいたため、どちらでもお仕事をされていた経験のある石井さんのお話はとても興味深かったです。

4.都会の暮らしと地方での暮らしの違いとは

都会でお仕事をされていた時と地方でお仕事をされていた時のお仕事内容や生活の違いについて尋ねてみました。
都会では、勤めていた会社の性質上、
・組織が大きく全体像が見えにくい
・関係者も多いため、結果、仕事の大半が連絡や調整になってしまう
地方では、
・誰を相手にしているかが明確にわかる
・人が少ない分かえって一人一人の存在感がより大きく感じられる
・仕事で関わる人と私生活でも交流があった
とお話しされていました。

お話を聞かせていただく中で、石井さんが東京で働いたのち、岐阜の地域おこし協力隊の経験を経て新潟での暮らしを選択されていることの理由には、“より相手が見える”という部分が大きいのかなと感じました。
相手のことが分かり、人と人との繋がりがあることで、より日々の生きがいや楽しさを感じられるのではないかと思います。
人との繋がりが見える暮らしが新潟にあるのだと思うと、やはり、新潟っていいな…都会ではない、ちょうど良い田舎だと思っていた新潟だからこその良さがあるな…と考えさせられました。

新潟での暮らしの良さとして、他にも石井さんにお聞きすると、
「山があって海がある。町にも出やすい。」といったことを挙げられていて、確かに!と思いました。
私の住んでいる新潟市にも、山や海といった自然はもちろんのこと、風情ある古町通からショッピングが楽しめる万代まで、いろいろな魅力を持った場所がたくさんあります。
東京などの都会に行くと、山や海といった自然は身近ではなくなるし、大勢の人の中にいるという感覚が強くなるのかなと思うと、新潟での暮らしに愛着がわいてきました。
石井さんのお話から、新潟の“暮らしやすさ”を発見することが出来たように感じます。

今回取材に行った長岡ではとっても美味しいラーメンやながおか花火館を満喫しました。楽しかったです!

5.最後に

最後に、悩める大学生へのメッセージをお聞きすると、
「受け入れてもらいやすい立場だから、学生のうちにたくさん興味ある人と会っておいた方が良い。色々なものに触れておいた方が良い」とお話しされていました。色々な人に会い、物事に触れて自分なりにどのような価値観を持つかが大切なのだそうです。石井さんのお話を伺い、学生だからこそできることをこれからの生活でしていきたいと考えるようになりました。
今回の取材では、新潟の暮らしの良さや地域の新しい魅力を知ることができ、とても貴重な経験になりました。今回の学びを忘れずに、残りの学生生活を送っていきたいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

かきがわ不動産 HP 

書いた人:ケバブ
新潟県新潟市出身の大学2年生。趣味は食べることと読書をすることとアイドルを推すこと。新潟のご飯が大好き。

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