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とりあえず、疑ってみるということ

過去に、厚労省が
健康のために1日30品目の食品をとるよう
すすめたことがあります。
当時、夫の両親と同居していたのですが
料理は私の担当でした。

1985年に厚生省が作成した
『食生活指針』で、
〖健康のために1日30品目の食品〗と提唱。
台所をあずかる私は、愛する家族のため
できるだけ多くのメニューを
食事に取り入れようと頑張りました。

勉強も苦手で、学歴もないので
権威に弱い面がありました。
言われるがまま信じて、毎日毎日
30品目まであといくつと、
数えていました。

どうしても品数が増えてしまいます。
『品数が多い。こんなに作らなくていいのに。』と、
グチグチ言われて仕方なく品数を
減らすと30品目に届きません。

考えた私は、
『そうだ!味噌汁の具を増やせばいいんだわ。』
結果、具だくさん汁少なめの味噌汁の
完成です。

『味噌汁は食事を流し込むためのものなのよ、
こんなに具を入れて、、、!』
味噌汁に5品目くらい使っていたんです。
義母から鬼の形相でにらまれたことを覚えています。

品目が多いと
つい食べ過ぎてしまいますね。
もったいない、もったいないと
胃袋へ流し込みます。
過食は、肥満、生活習慣病のルートを
歩むことになるのです。

30品目とらないと、
健康を維持できないとまで
思い込んでいたのですが、
いつの間にか
厚労省のページからも消えていました。

義母に嫁いびりされながらも頑張っていた私の努力は
意味のないことだったわけです。

老人ホームでは、1日3食の食事が決まっています。
超高齢者がほとんどです。食べるのも時間かかるんです。
人によっては、食事が苦行になっていることもあります。
食べたくないという人にあの手この手で、、

虐待にならないのか、疑問を感じることがあります。
食べるのに時間かかるので、朝食を食べ終わったと思ったら
もう昼食です。介助する側もされる側も3食の重さに疲弊。

ググってみると、1日3食というのは江戸時代に玄米から
白米に変わったあたりから始まったようです。
それまでは2食だったのです。

現代はどうでしょうか。生活習慣病の患者は増えています。
1日3食、食べる必要があるというのは
思い込みではないでしょうか。
このような思い込みは食事以外にもあります。

●義務教育は受けなければならない。
●長男だから親の面倒を見なくてはならない。
●正社員のほうがいい。
●高学歴じゃないから成功しない。

他にも、常識のように思い込んでいることは
たくさんあります。このような思い込みのことを
ビリーフシステムと言います。

学校なんて嫌なら行かなくていいんです。
いじめ、という表現はよくないですね。
暴力、殺人未遂、恐喝、、、すべて犯罪行為ですから。
誰も守ってくれない、命の危険があるそんな怖ろしい場所に
毎日登校する子の気持ちを考えるといたたまれません。


大企業だってリストラしている時代です。
働き方はもっと自由でいいんです。
学歴がなくても成功している人はたくさんいます。

あなたが今、当たり前だと思っていることに
疑問を持ってみてください。時代背景や、いつ誰がどうして
そう決めたのかを考えてみることをおすすめします。

誰が決めたかわからないことは気にせずに
自分が信じる道、楽しいと感じるほうへ進んでください。

私は食事回数を決めていません。
お腹がすいたら食べています。時間も自由です。
食べ過ぎないように気をつけるだけです。
既存の常識、当たり前にやっていることも
立ち止まって考えることが必要であること
教えていただき、私の人生は開けました。

その出会いがなければ、私は踊らされたまま人生を
終えていたでしょう。私は、学校の先生や
テレビを人生のメンターにはできません。
よりよい人生には高次元のメンターが必要です。
あなたにも良いメンターが見つかることをお祈りします。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

応援いただきまして、ありがとうございます。