けっきょく、世の中のすべてが気に入らないのよ
『ライ麦畑でつかまえて』のホールデン・コールフィールドは言うじゃないか
「ライ麦畑のキャッチャーになりたいんだ」
世の中にはホールデン少年のようなのはいっぱいいて、やっぱり彼のような精神性をもったまま「おとな」になった人がいる
アーティストってのは、一部には碌でもないのもいるけど、およそこのライ麦畑のキャッチャーのような存在だ
米津玄師にしても、涼宮ハルヒのシリーズにしてもね、子供が崖からおっこちないように気を使ってくれてる数少ない機会として立っていてくれる
僕はね、そんな人達の生み出すコンテンツをただ「コンテンツ」として消費してしっぱなしの連中が嫌いなんだね
特に許されないのは「オタク」の連中だよ
あいつらはアーティストってのが魂をかけて作り出したものを「オタクコンテンツ」に還元するのが得意だ
まあ好きにすればいいけどさ
僕は嫌いだね
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