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こんにちは、くらげ先生です。探究の認識ってなかなか揃わないし、どこもかしこもその課題に悩んでいる。イノベーション理論で考えても前に進んでるイメージがなかなか無い。これは、問題構造の捉え方を少し変える必要がありそうです。

マーケットインとは

市場のニーズに合った商品を投入する事。基本的な充足がある環境下においては、市場で求められているモノこそが売れる世界観です。その反対語に、プロダクトアウトがあり、製品優先で考える状態です。

探究は新しい概念であり、旧来の概念にとらわれていては価値は発揮されない。その面では、プロダクトアウトでよかったのですが、どうも浸透力が弱い。そうなると、言葉の認知まではできてきている状況において、マーケットイン型で捉えていってはどうだろうか。

誰をお客様として設定するか

教育のお客様は当然学生たちなのですが、関与する人をそれぞれ見ておかないと、どこかでブレーキがかかってしまいそうです。多くの学校でブレーキを踏んでいる人の存在が話題になるのを耳にします。それぞれのお客様のなやみ(ニーズ)に向かってちょっと捉えなおしをしてみようと思います。

お客様:1:教員

悩み1:生徒が授業を聞いてくれない
悩み2:やったはずのことが身になっていない
悩み3:同じことの繰り返ししかできず、応用力がない

これらはよくある話だと思うのですが、探究でこれらの課題に対して取り組むチャンスがあるのではないでしょうか。

探究でやる好きなことをキーに、その単元の意義を伝えるチャンスがあるのではないか? 

将来使わないという言い訳はさておき、好きな事にその学びを使うチャンスがあるのでは? 

この単元の内容を君の好きなテーマに置き換えて考えると・・

といった、学びに向かう姿勢、学ぶ意義、学びを活かす機会を探究で作ってしまえばいいのではないでしょうか。もちろん個別対応をしていられない面はあるかもしれませんが、今までカリキュラムに縛られた部分から、学びの楽しさを伝える自由度のある時間として認識し、探究をリメイクしたらどうでしょう。

お客様:2:保護者

悩み1:探究なんて自分が受けてきていないからワカラナイ
悩み2:受験に必要ないことを時間を割いてやる意味が分からない
悩み3:社会に出てから身に付ければいいことをなぜ今やるのか

まずは、学びの姿勢・視点を育む教育であり、その他の学びの加速剤にもなりうる取り組みであることをお伝えしておこうかなと思います。

既に受験において、総合型選抜の取り組みが増えてきていることで、受験に大いに関係ある状態。しかも、学力に加えもう一歩上のレベルの学校を目指せるチャンスすらあります。

社会に出てから我々は学んだけど、学校で習ってないからワカラナイという言い訳したくなりませんでしたか? 今の学校はもう、それに応える場になっているんです。それに、大学の面接でも、就職活動でも、自信をもって自分を表現する素材がたくさん探究を通して得られます。

お客様:3:学生

悩み1:やること増える
悩み2:テストが良ければいいじゃん
悩み3:なにかを解決したり、制作しなきゃいけないんでしょ

やることは確かに増えます。でも、楽しめるテーマでやれば、やること自体も楽しめるし、ここで身に付ける力は、いろんな面で要領よくできるようになり、結果的に他のことの効率が上がります

テストだけで判断される世界はもうオワコンです。テストが良くても、自分の好きな世界で活躍できるためのスキルは、探究との掛け合わせで手に入ります。正直、テストだけできる人は、採用して失敗した感が、各所からどうしても溢れます。

ぶっちゃけ言えば、解決・制作などは目指しますが、出来上がらなくても構いません。ただ、それに向けてどれだけ取り組むことができたか、それ次第です。探究の学びの目標は、ゴールすることではなく、いかに、パスを廻したり、シュートを放つか、その中で得点にならずとも、攻め続ける中で獲得するものなのですよ

結局、マーケットインは

上に書いたことは、あくまで私の脳内です。現場を見ているそれぞれの先生方が、現場感で、それぞれのニーズにうまく応える商品づくり=授業づくりと、巻き込みの仕掛け、広報の仕掛け、楽しませ方の仕掛けが重要度を増してきていると思います。

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