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《しんのくらげ》「稽古場日記③脚本編」


どうも。月海舞由です。

「心中ルームシェア」に続き、今回もしんのくらげの「神様の顔が思い出せなくて」の脚本のことをちょちろちょろと。

わたしは祖父の影響で、小さい頃はカトリックで育ったのですが、これまた祖父の影響で改宗して、今は仏教なのです。

ギリシャ神話も好きだし、神社も好きだし、その中で、神様ってたくさんいるなあって。それぞれひとりひとりに、いるなあって。

宗教に留まらず、色んな神様、居ますよねほんと。

そんな時に、神様ってどんな顔してるんだろうなあって。そう思ったのがこの本を書くきっかけでした。

天国はあるの?地獄はあるのだろうか。もしあるとすれば、わたしはきっと地獄へいくから、今だけはせめて天国で居させてくれねーもんですかね神様。と、思ってみたりするのです。

ちなみにわたしの神様は三人います。

ひとりはサン・テグジュペリ。ふたりめはつかこうへい。さんにんめは、まだ出会っていません。きっとこれから出会うだろうその神様は、男か、女か。怒っているのか。微笑んでくれるのか。わからないけれど。

きっとわたしのなにかを変えてくれて、なにかを救ってくれて、またわたしを生かしてくれる。きっとそんな存在です。

ただ、そんな神様が居ない人でも、幸せに生きることは可能で。みんなきっと幸せになりたくて、神様やいろんなものに頼るんだと思うんです。

でも、都合いい時だけ「神様〜お願いします〜」って言ったところで、神様も微笑んでくれないのです。

毎日どう生きるか。どう思うか。どう感じるか、すべて自分の自己責任だと思うのです。嫌なことが起こっても、神様のせいではないのです。それは紛れもなく、自分のせいなのです。

それを受け入れて、強く、可愛く。素敵に生きて欲しい、と思ってこの本は書きました。

人生に絶望して、自分が嫌いになって、何もかも上手くいかないとき。きっと神様を恨むこともあるでしょう。

でも、傷ついた自分も、傷つけちゃった自分も、認めて、かわいく生きればいいと思うのです。

「神様の顔が思い出せなくて」
こちらは今日、初通しでした。
まだまだ不格好ですが、素敵なキャストさんが役に、作品に命を毎日たくさん吹き込んでくれています。

たのしいなあ。って毎日思います。

そんなKURAGE PROJECT Vol.3「SHIN」
「神様の顔が思い出せなくて」
「心中ルームシェア」
二作品同時上演。

7月4日から7日まで
4日間だけの本番。
二作品あわせて8公演。
ぜひぜひ見に来てください。

ラブ注入。



つきみまゆ




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