専門家じゃない、ごく普通の主婦が語る教育論①〜親が出来ることってぶっちゃけコレだけだよね?〜
娘の小学校のお友達Aちゃんとの会話。
「お母さんが中学受験も考えてるからって、塾だけ行ってる。ずっとピアノやりたいって言ってるんだけど、ダメだって。だからつまんない。」
あたしはそれを聞いて、もやもやしつつ、
「それはつまんないね(笑)」
と言って、二人で笑った。
その子は、幼稚園で受験、小学校で受験をしており、さらに今後、中学で受験、大学で受験(?)、になるわけだ。
ま、それ自体は好きにすれば良いんだけどね。
気になったのは、やりたいことをやれない環境。
言いたいことも言えないこんな世の中に次いで、
完全にPOISONⅡ。
やりたいことを選べないって、これからの教育と真逆だなと。
お母さんも存じております(とてもいい方です)ので、たまに中学受験するかどうかを相談されたりするのだけど、いつもあたしは、
・もう既に、大学が出口とかいう風潮は終わりを告げている
・海外は別として日本は、偏差値が高い学校が人脈作りの理由にならない。
・『自分の好きを知っている人』が、世の中で必要な人財になりつつある。
なんていう、あたしの知る現状と共に、そういう目線で子どもを見た時に、子どもにとってベストな選択をしたいし、そのために親も日々努力しなくちゃだよねって話をしています。
子どもの人生は、あたしら親の人生ではない。
よく「中学受験したいって突然思っても、塾に入れないらしいから、早いうちから塾に行かせなくちゃ」とか聞きますが、
その発想、本末転倒じゃね?
お腹の中の赤ちゃんに英語聴かせるのとは訳が違って、母の胎盤を離れちゃったら、ひとつの個性・個体として生きてるわけ。
「親に出来ることは、自分の足でしっかり歩ける子になれるよう、その環境を与えるだけ」なのはAgreeですが、その結果の行動が、
・子どもが望まない習い事をさせる
とか、いやいや、ちょっとなくない?
「ピアノはすぐ飽きるでしょ」とか「良い中学に入るためにはこの塾に行くのがいいんだよ」って、それ、
あなたの感想ですよね? By ひろゆき氏
子どもの人生は、あたしら親の人生ではないのだ。
子どもは絵描きさん。
彼らは、自由に絵を描くキャンバスと、絵の具を持って産まれてくる。
絵描きさんなのです。ということは、
自由に絵を描く場の提供およびキャンバスの管理
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「親にしかできない環境構築」
なのではないかと思います。心理的安全性の保った絵描き部屋を用意し、時には倒れないように支えたり、新しいキャンバスを増やしたりするだけ。
でも、絵の具の管理はいたしません!
そして、キャンバスに好きな絵を描いているうちに、「あ、この色好きだな」とか「こういう絵を描くのが好き」みたいな、
「自分の好き=やりたいこと」
を見つける。やりたいことを見つけた子は、自分で絵を選んで、その絵を武器に各自で展覧会始めたり、画廊を持ち始めるのだと思います。
キャンバス管理業務が終わるのは、その時なのでしょうね。。。
そこまでが、直接的に親ができる唯一の事だと思います。
どうか、世の中(特に都内)の子どもたちが、自分のキャンバスを無くされたり、勝手に絵を描かれたりしませんように。。。
fin
私立カトリック小学校に通うツン強めのツンデレな女児を持つ40代会社員です。特記事項としては、元ディズニーキャスト、元ナンジャタウンキャスト、現在不動産会社フルタイム勤務の傍らバンド活動もやってます。座右の銘は「器用に生きる」。好きなお酒はラフロイグ。好きなゲームはドラクエ。