・マイプレイ音ゲー図鑑 057「PERFECT PERFORMER -THE YELLOW MONKEY-」
タイトル :PERFECT PERFORMER -THE YELLOW MONKEY-
機種 :PS
難易度 :☆☆☆
キャラ :☆☆
ストーリー:☆
楽曲 :☆☆☆☆
・概要
ロックバンドグループ「THE YELLOW MONKEY」を題材にした音ゲー。
右から流れるアイコンが左側の規定ラインに重なったらボタンを押す、
システムとしてはオーソドックスなタイプ。
使用ボタンは、×、△、〇の3種類のみ。
ミスをするとゲージが減り、ゲージが無くなるとゲームオーバー。
逆に入力が成功し、コンボを重ねるとゲージが増えて演出が派手になっていく。
プレイヤーは開始時に、ボーカル、ギター、ベース、ドラムからパートを選択し、楽曲をプレイしていく。4人プレイに対応しており、当時の音ゲーとしては初のことらしい。
・難易度
温くはないが簡単でもない標準的な難易度。強いて言うなら、最後のステージのみ、他のステージよりテンポが速いくらいだろうか。アイコンが立て続けになっているところは、連続の入力が少し難しい。
また、パート別でも難易度は異なる。
楽曲がフルで収録されている為、1曲の時間が長く集中力が必要。(4~5分。)音ゲーに多い1分半に慣れている人は長く感じるかもしれない。
フリーモードでは、EASY、NOMARL、HARDの3種類の難易度から選択可能。
・キャラ
メンバーがそのまま粗めのドット絵でキャラクターとして登場する。
コンボが重なると中心にプレイしているパートのメンバーが大きく表示されるが、イラストで表現したもので実写ではない。
(OPやEDでは実写の映像が使用されている。)
リザルト画面のボイスや6,7ステージ目の開始前の台詞は本人達の声を使用したもの。ゲーム中の応援の声もメンバーの声を使用しているそうなので、自分達で歌って自分たちで応援するという、かなりセルフな構図になっている。
ミスが続いた場合は、上から猫や鶏が降ってくる。
ライブ会場の上は動物園かペットショップなのだろうか。
・ストーリー
ゲーム中で特に明言されることはないが、説明書によるとプレイヤー自身がメンバーの1人なり、ライブを成功させることが目的となっている。
プレイヤー自身がメンバーに入る設定だと、同じパートのオリジナルメンバーはプレイ中は姿を消すことになる…
(選択パートのドットやイラストはメンバーのものだが。)
厳密にはメンバーになりきると言った方が良いかもしれない。
6文字以内でネームエントリーが可能で、当時は音ゲーに限らずハイスコアは、3文字でのエントリーが多いので、文字数が多い。
恐らく、メンバーの最多文字数「HEESEY」に合わせたものと思われる。
・楽曲
全7ステージの7曲。1曲がフルで収録されてパート毎の難易度差があるので、種類の少なさはその辺である程度カバーされている。勿論全て「THE YELLOW MONKEY」の楽曲。
ステージの演出の中には楽曲の歌詞を意識したものもあるので、歌詞とのシンクロが楽しい。個人的には「NEWYORK CITY LOSER」や「LOVE LOVE SHOW」が好き。
・まとめ
楽曲毎の演出は割と楽しいが、キャラの見せ方が弱い気がするので、そこはもうちょっと派手さが欲しかったところ。実在の人物を扱うことで難しい面があったのかもしれない。ミスすると鶏が乱入するといったゲームっぽい演出は面白い。
1組のアーティストにガッツリとメインに据えているだけあって、オリジナルの音源を使用するというこだわりは良い。予算が気になるところだが。
単独でのゲーム化はファンの間口を広げるだけでなく、選ばれし者の特権とも言えるのかもしれない。
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