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・マイプレイ音ゲー図鑑 054「ザ・マエストロムジーク」

タイトル :ザ・マエストロムジーク
機種   :PS、PS2
難易度  :☆☆☆
キャラ  :☆☆
ストーリー:-
楽曲   :☆☆☆

・概要
クラシック曲を演奏する指揮者の気分を体験出来るゲーム。
指揮棒に見立てた専用コントローラーを上下するスピード、振り幅によって、テンポと音量を決めて演奏を進める。
アナログコントローラー、通常コントローラーにも対応している。

演奏が終了するまでに左上のゲージが残っていればクリア。
目安となるテンポと音量から外れるとゲージが減り、近いと増える。
ゲージが無くなると強制終了となる。

進行がプレイヤーに委ねられており、ボタンを押さないと曲が進まない。
テンポと音量以外に強調と言った操作もある。

・難易度
チュートリアル、リハーサル、コンサートの3段階。チュートリアルは、
専用コントローラーのプレイ方法を学ぶもの。

筆者は通常コントローラ―でプレイしたが、一定のリズムを刻む分には問題ないが、極端なリズムの変化に合わせるのは難しい。

一度クリアした楽曲はフリープレイで演奏が可能。
フリープレイでは、テンポも音量も守らなくて良いので自由な演奏が可能。

・キャラ
チュートリアルでは音吉くんという、やや過剰な「ですます」口調で話す音符型のキャラが居る。リハーサル、コンサートにおいて画面右側でプレイの状況に応じて色が変わる。チュートリアルだけ3Dで表記されて、ボイスがある。

他に名前のあるキャラはいないが、楽曲プレイ時には背景にコンサートの様子や風景を少しぼかした映像が流れ、その中にはデフォルメされたキャラクターのようなものが登場する。

「天国と地獄」ではダンサーらしき集団、「カルメン」では闘牛士といった具合。画面が堅い演出ばかりにならないようにする配慮だろうか。

・ストーリー
ストーリーモードに相当するものは無く、ただ順に3曲演奏していくという流れ。

・楽曲
いずれもクラシック曲で、全18曲。誰しもどこかで聞いたことがあるだろう有名曲。曲の長さも様々で長いものでは5分以上かかるものもあるが、異様に短い曲もある。

その短さとテンポの変調具合で「ツァラトゥストラはかく語りき」が印象的。ちゃんと演奏すれば、そこまで短くは無いのだろうが、間をきちんと取れないので、元より短く終わることが個人的には多い。

・まとめ
上下にしか反応しないものの、専用コントローラーによる指揮者感の演出は、他のクラシック題材の音ゲーには無い創意工夫が見られる。
過去に紹介した「ブラボーミュージック」の一部では機種が異なるものの、
このコントローラーに対応しているといった繋がりがある。

また、全曲クリアした暁には専用コントローラーを使用したミニゲームが遊べる。オマケ要素だが、シューティングは中々面白かった。

アペンドディスク形式での続編がアンコール、クリスマスの2作あり、
PS2でも1作展開されるなど全4本のシリーズが展開された。

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