見出し画像

第16回くらがく(まちの図書館について)

朝晩の寒さが冬の到来を感じられる季節となりました。本日第16回目のくらがくテーマは「まちの図書館について」。今日は久しぶりに分福での開催となり、高校生からご年配まで色んな世代の方々にご参加いただきました。

みなさんにとって「図書館」はどんな存在でしょうか?本の貸借、勉強、遊び、出会い、文化活動…といったように図書館は実に多くの顔を持っています。今日のくらがくは、そんな図書館についてまなび、自分と図書館の関係を振り返り、そして理想の図書館について話しました。

そもそも図書館って?

県立図書館、市立図書館、大学附属図書館等、私たちの生活に身近な図書館ですが、図書館とはどのように定義されているのでしょうか?

図書館法において「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーシヨン等に資することを目的とする施設で、地方公共団体、日本赤十字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人が設置するもの(学校に附属する図書館又は図書室を除く。)をいう。

また図書館の歴史は古く、古代アレクサンドロス大王にまで遡ることをまなびました。

日本/岡山の素敵な図書館たち

日本には3316つの図書館がありますが、最近SNSやニュースでデザイン性のある図書館や特徴的な図書館を見かけます。岡山県内で挙げると、「も」ちより、「み」つけ、「わ」けあう、「もみわ広場」というコンセプトを掲げる瀬戸内市民図書館。駅近くでカフェも併設している高梁図書館。岡山県外では秋田県国際教養大学の大学附属図書館。今や図書館は地域住民のみに向けた施設ではなく観光的側面も持ち始め、地域性のある個性的な存在となってきました。

あなたにとっての図書館の存在とは?

まず最初に共有した話題は「あなたにとっての図書館の存在とは?」。とても身近でもはや日常生活の一部となっていたり、人生を豊かにする存在、知的意欲をそそる、勉強が捗る場所、光熱水費を削減しに家から出ていく場所、絶版となっている貴重な本を読む等々…各々使い方は異なりますが、図書館はみんな1度は行ったことがあり、幸福や充実感、欲を満たすといったポジティブな存在ということがわかりました。

図書館にどんなものが欲しいでしょうか?

自分と図書館の関係性について共有したあとは理想の図書館のお話。カフェの併設、屋外読書スペースの確保、充実した自習室、AIを活用したお薦めの本の提示、畳ベンチ、学童…このテーマでは2グループとも夢や希望に溢れた意見が飛び交い、とても盛り上がりました。

画像1

地域性のある図書館にするためには?

最後にお話ししたのは「倉敷ならではの図書館」にするための構想です。倉敷と言えば、デニム、マスキングテープ、岡山の備前焼、といった建物デザインの話も出ましたし、芸術的な図書館にしたいとの声もありました。「倉敷ならでは」は地域を担う子どもたちへの地域教育の一環でもあるし、観光客に向けた集客的な意味合いも持ちます。経済格差やユニバーサルデザインに関連したアイディアも持ち上がり、全ての人が行きやすい図書館を考えることが出来ました。

まとめ

普段当たり前すぎて意識しなかった「図書館」の存在。人それぞれ図書館の用途も違えば求めるものも違ってきますが、どんな社会的背景を持っていても通いやすい、風通しの良い図書館になってくれたらなと思いました。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?