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第2回目 くらどく

くらどくとはくらがくによる読書会、「くらどく」。第2回目のくらがくにて「くらどく」を始めました。くらどくは単純なイベント。各自が話をしたい(誰かに伝えたい)本を持ってきて、持ってきた本について語り、一方は聞くというもの。
持ってくる本は、自分が買ってきた(借りてきた・持っていた)本を自分が読み、くらどくで持ってきて紹介するという流れ。

今回、紹介された本とは

今回紹介された本は、8冊。

・岡山のトリセツ(株式会社昭文社ホールディングス)
・「地図感覚」から都市を読み解く(晶分社)
・密やかな結晶(小川洋子)
・秘密(谷崎潤一郎)
・ムーミン谷の冬(トーベ・ヤンソン)
・うしろめたさの人類学(松村圭一郎)
・禁書 白魔術の秘宝(エミールシェラザード)
・図解 錬金術(草野巧)

持ってきた本はどれもジャンルが違っており、参加者の個性が出た選書でした。

小説の魅力とは

今回話をしていた中で話題になった話は、小説について。小説は数え切れないほど出版されている。作者によっても作品によっても、物語はもちろんのこと、表現やテンポも違う。本の大きさも、字数も、行間も、文字の大きさも本によって全て違う。一方、読む私たちの気分や状態、年齢や季節、性別、性格、知識、経験等によっても読み方はもちろん変わる。同じ本を読んでいても、人それぞれ感想が違う。好きな人と一緒で、好きな作家だと少し難しい内容や興味がない内容ですら素晴らしい本だと感じてしまうかもしれない。逆も然り。だからこそ、小説は奥が深い。今日読んでいた共感できた本が1年後読むと共感できない、あるいはさらに共感するかも知れない。小説を一言で魅力を語れと言われたら難しいが、本によっても人によってもコロコロと読み手側の感想が変わところが、小説のひとつの魅力なのかも知れない。

参加者の感想

今回参加していた人は、職業も性別も年齢も違う。持ってきた本のジャンルももちろん違う。

参加者の感想としては、
・普段、読まないような本の話を聞いて読んでみたいです
・普段興味が無かったことについて、本の話を聞いて興味を持つことができました。
・本もひとそれぞれの個性がでており、普段聞くことのない話を聞くことができて良かったです。
・くらがくに参加した人たちの本棚をみてみたいです。

などありました。

コロナ禍だからこそのくらどく

新型コロナウイルス感染が広がっている状況下において、誰かと一緒に過ごすのではなく、ひとりの時間を過ごす方が増えたのではないのでしょうか。この記事を書いている筆者もひとりの時間が増えたような気がします。ひとりの時間を過ごすのに、読書はいかがですか。読書をすると、本の魅力を感じるきっかけになるのかも知れません。読んだ本を誰かに話すと、あなたの人柄も伝わるかも知れません。読書仲間ももしかしたらできるかも知れません。今まで出会ったことのない世界に出会えることは間違いありません。あなたが読んだ本、誰かと共有すると意外と楽しかったりします。次回のくらがく、どんな人がどんな本を持ってくるのか楽しみです。(筆者:K)

今回紹介した本


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