見出し画像

第8回くらがく(就職活動について)

大学生の就職活動の現状を聴く

今回の講師は、岡山大学教育学部4回生、門智哉(かどともや)さん。くらがくメンバーです。門さんは、この春に商工会議所から内定をもらったとことにより、就職活動を終えています。そこで、就職活動を通じて感じたことや考えたことをくらがくで取り上げました。

就活生にとっての就職活動とは

書で就職という意味について調べてみると「職業に就くこと」と出てきます。しかし、実際に就職活動を経験した門さんは、一言で表せる単純な活動ではなかったと感じています。そこで、門さんは就職活動中に考え込んだ3つのことを紹介してくれました。

1.私らしさの追求
2.私にとっての「幸せ」
3.初めての人生設計

私らしさの追求

企業の採用面接において、大切なことは「他の人には持っていない私らしさ」を表現すること。つまり個性を伝えることです。

しかし、自分の個性を明確に言語化することは難しく、多くの就活生が改めて自己分析を行い、整理をします。もちろん、門さんも同様に自己を振返り、見つめ直しました。

さらに、面接担当者は、企業への適性を考慮して採用を判断します
就活生は個性を伝えつつも、志望企業への適性も表現しなくてはならないのです。

個性と適性の両方を言語化し、分かりやすく説明することを求められます。個性と適性が相反するときには、言葉選びに苦労するときもあったと門さんは話していました。

私にとっての幸せ

多くの人は、人生の大部分の時間を仕事に費やします。
そのため、「幸せ」になるための手段が「働く」ことではないかと門さんは考えました。しかし、人によって幸せの形は異なります。自分にあった職業を選ぶためには、これまでの経験に基づいて自分の幸せが何であるかを明確にすること大切であると気がついたそうです。

初めての人生設計

日本の教育は大学まである程度進路が決まっています。
就職活動になると決まりきった進路がなくなり自分で将来を決めることになります。このようなことから門さんは就職活動が初めての人生設計であると考えました。無限にある選択肢があるため将来に不安を感じる一方で、何者にでもなることができます。だからこそ、将来どんな自分になっていたいかを想像することが大切だと門さんは話してくれました。

スクリーンショット (100)

(第8回くらがくの様子)

最期に

就職活動ではこれまでの人生で味わったことのないぐらい苦しい経験をした門さん。
不合格通知が届いたときには、自分らしさを否定されているような気持ちや、社会にとって不必要な存在であるような感情を抱くこともあったそうです。しかし、就職活動のおかげで客観的に自分を見つめなおすことができたというのも事実です。就職を終えた今では内定がゴールではなく、仕事をどのように頑張るかが大切だと感じたそうです。
就職活動を通じた経験は、社会でも活かせることができます。自分を見つめ直すことは、違った視点から仕事を見つめ直すことに繋がります。就職活動で学んだことが今後の人生に大きな影響を与えてくれることを今回のくらがくで門さんの話を聞いて感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?