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第11回くらがく(情報発信について~私とInstagram~)

情報発信するときに、私たちはどのような手段を使っているのでしょうか。直接、顔を合わせて口頭で伝えることもあれば、SNSやブログなどのツールを用いて発信することもあります。
 今回のくらがくでは、Instagramによる情報発信についてまなびました。

倉敷市出身の倉敷好きのインスタグラマー

講師は岡山県倉敷市出身の森田 美紀(もりた みき)さん。大学生時代を除く人生の大部分を岡山県倉敷市で過ごしてきました。現在は、仕事の傍ら、倉敷市の飲食店や雑貨屋、観光地などの情報を発信するインスタグラマーとして活躍しています。趣味は旅行で、これまでに20ヵ国を旅した経験があるそうです。

SNSとは

Instagramについて話をする前に、SNSの事前知識を伝えてもらいました。
SNSとは、Social Networking Serviceの略で、FacebookやTwitter、Instagram、clubhouseなど、文字や写真、音声など情報を伝える方法によって分けられます。くらがく参加者の一人は、FacebookやInstagram、Twitterなどを利用していると教えてくれました。また、講師の森田さんもInstagramだけでなく複数のSNSを利用しているそうです。

Instagramを始めたきっかけ

講師の森田さんは、岡山県倉敷市の情報発信をしていますが、背景に森田さんが今まで歩んできた人生が影響しています。大学生時代、大好きな倉敷市から離れ、愛媛県で4年間大学生活を送りました。森田さんの周りの愛媛県出身の友人達の多くは、方言や郷土料理、地域独自の祭りが大好きだったそうです。一方、森田さんを含めた岡山県からやってきた学生達は岡山弁を使うこともなく、岡山の良いところを友達に紹介できなかったそうで、残念だったと森田さんは振返ります。

社会人になった森田さんは携帯電話(スマートフォン)の販売業に就きました。顧客にスマートフォンを勧め、機能も伝えなければならない立場であったため、当時は大変苦労したそうです。それまでの森田さんは、携帯電話で通話やメールのみを利用していました。スマートフォンのアプリもよく分からなかったため、一生懸命勉強したと参加者に伝えてくれました。現在、様々な機能を利用してInstagramで情報発信ができているスキル的なものに関しては、この時の苦労が実を結んでいるそうです。

その後、森田さんは岡山県倉敷市の観光協会へ転職しました。観光協会で働き始めた森田さんは職業柄、倉敷市の魅力を色々な人に伝えなければならなくなりました。そのため、自ら倉敷市の魅力を感じるために倉敷市について、魅力探しを行なったそうです。また、自身が立ち上げた企画を発信しなければならない状況下であったことを含め、倉敷市の魅力をInstagramで発信することを始めました。

Instagramで発信を続ける理由

情報発信を行なっている森田さんがInstagramで発信し続けている理由を3つ挙げてもらいました。

1. きっかけ(#怒り#スピード間重視)
2. 倉敷の魅力を伝えたい(#地元愛#知ってほしい)
3. 倉敷市へ訪れてほしい(#五感で感じる#交流)

観光協会での仕事で森田さんは業務のもどかしさを感じます。森田さんが観光協会で働いていたころ、観光協会としてブログを行なっていました。しかし、ブログだと配信されるまで時間がかかるため理想的な情報発信ではありませんでした。ただ、森田さんは観光協会で働いている理由が、倉敷市の魅力を伝えたい、倉敷市に来てほしいということであったことから、倉敷市の魅力が比較的伝わりやすいInstagramで発信を続けています。

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出典:講師の資料より

Instagram投稿時に心がけていること

森田さんが投稿する際に心がけていることは、自分が良いと感じたものを発信することです。また、投稿を見た人たちが投稿先を訪れることができるように、住所等の情報を載せています。さらに、写真はスマートフォンではなく、ミラーレス一眼レフカメラで撮影。視覚的に魅力を伝えることにも、こだわっています。つまり、見る人の目線を意識して投稿を行なっているのです。

森田さんの思い

編集者より

森田さんのように自分が伝えたい情報をInstagramなどで伝えている人たちは多くいますが、普段中々情報発信者の背景まで聞く機会はないと思います。森田さんの原動力は、倉敷市の魅力を一人でも多くの人たちに伝えたいことです。実際に倉敷市に訪れてもらい、写真では伝わらない空気感などを肌で感じてほしい想いがあります。Instagramというツールを用いて、誰かが足を運びたくなるようなきっかけ作りを行なっている素晴らしさを感じました。私たちは誰かが発信しているものを参考にして、その地に訪れることがあります。実はそこには伝える側の想いがありました。講師の森田さんありがとうございました。

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