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マネジメント

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マネジメントについて考えたことをまとめていきます。
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#任せる

安定感の正体

今の会社に入社してから周りの人に「安定感があるね」と言われることがたびたびあります。「安定感がある」という言葉は良い意味で使われますが、「安定感」が具体的に何を指しているのか、なぜ「安定感がない」と良くないのか、そもそも私のどういうところを見て「安定感がある」と思うのか、これまであまり深く考えたことがありませんでした。本記事ではそれらについてまとめることによって、安定感の正体に近づければと思います。 本記事の目的私自身の考え方や物事の捉え方の中から、特に安定感の要因になりそ

つい、自分でやりたくなっちゃうよね

「自分でやった方が早いのにな」 マネジメントをし始めて、他の人に任せるようになってから、最初はこう思う人が多いと思います。 マネジメントを任せられる人はプレーヤーとして優秀であったことが多く、一定のスキル水準を満たしていたり、成果を上げたりすることによってマネジメントを任せられるようになった人が多いのではないでしょうか。 だからこそ、そういったことを思うのはその人の持つスキルだけで考えると当然のことのように思えるし、そう思ってしまうのは仕方ないと思います。 一方で、同

任せてみて、見えてきたもの

3ヶ月ほど前に以下のような記事を書きました。 記事を書いた当時は知りませんでしたが、この記事を書いた1ヶ月後に役割が変わり、当時よりも多くの人をマネジメントすることになりました。 この記事では役割が変わってからの振り返りをしつつ、新たに見えてきたものについて書いていきます。(引用箇所は前回の記事で触れていた内容です) ■ 真っ先にやったこと元々は1人のソフトウェアエンジニアとして開発に入りコードを書いていましたが、自分がコードを書くことを基本的にやめました。基本的に、とい

任せるって、難しい

仕事で役職がつき、役割が増えて、自分のやるべきことが増えてきました。 ただ、時間は有限なので、これまで抱えていたタスクの中から自分がやるべきではないことに変わったものを手放して、他の誰かに任せなければならない場面に直面する機会が増えました。 本記事では、こういった機会を経て意識するようになったことを記述します。 ■ 手放す難しさ・価値を出してきた、事情を知っている領域を手放さなければならない 任せる内容にもよるが、これまで自分自身がその領域で価値を出してきた場合が多い