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マネジメント

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マネジメントについて考えたことをまとめていきます。
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2021年12月の記事一覧

つい、自分でやりたくなっちゃうよね

「自分でやった方が早いのにな」 マネジメントをし始めて、他の人に任せるようになってから、最初はこう思う人が多いと思います。 マネジメントを任せられる人はプレーヤーとして優秀であったことが多く、一定のスキル水準を満たしていたり、成果を上げたりすることによってマネジメントを任せられるようになった人が多いのではないでしょうか。 だからこそ、そういったことを思うのはその人の持つスキルだけで考えると当然のことのように思えるし、そう思ってしまうのは仕方ないと思います。 一方で、同

ボールは持たずにすぐ返そう

自分の役割が変わってから意思決定の判断を求められることがとにかく増えました。 そういった機会が増えた場合に、自分が特に意識していることはとにかくすぐに判断して相手に返すことです。 もちろん、会議中や話している時に返すことを奨励しているわけではありません。会議や会話の中ではその人の価値を出す必要があるので、その中でしっかりと価値を出して欲しいと思っています。 一方で、すぐに返信できること・片付けられることは早急に対応しています。もし仮に、対応を遅らせる際は以下の点を踏まえ

誰かの成功を皆で活かしたい、誰かの失敗を皆で糧にしたい

最近、チームの振り返りの中でタイトルにあるような言葉がふと自分の口から出てきました。 3ヶ月前に自分の役割が変わり、より多くの人をマネジメントするようになった時からぼんやりと思っていて、チームの情報共有の場や動き方を変えてきた理由の元を辿ると、この言葉に集約されていると思いました。 人生の中で1人の人間が経験できることには限界があります。 どれだけ多忙に生きたとしても、10人が経験することの総量と比較すると1人の方が少なくなると思いますし、10人それぞれの考え方や感性の違