2024年1月27日(土)黒人の「身体能力が凄い」のイメージは日本発信ではない

休日恒例の朝の洗濯回しを今日もする。その間に朝読書も。川島浩平・著『人種とスポーツー黒人は本当に「早く」「強い」のか』を棚から引っ張り出してぱらぱらめくる。ふむふむ日本で(特にメディアで)よく耳にする「黒人は天性のアスリート」というイメージは日本だけに限ったことではないのか。アメリカで主張され始め生まれたというのが実態か。当然だが黒人の身体能力は生まれつき優れているという今では当たり前の「黒人身体能力ステレオタイプ」はそもそも存在しておらずようやく20世紀になってしばらくしてから生まれるとか。それ以前は「黒人アスリートの身体能力は特別視されることはなかった。ましてや黒人を天性のアスリートと見なすなど、ありえないことだった」という。本格的に黒人アスリートが国際的に注目されたのは陸上のジェシー・オーエンスとボクシングヘビー級のジョー・ルイスからだといい1930年代も半ばに入ってのようだ。


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