2023年1月15日(日)プロ野球で神宮が使われ始めたのは1962年の戦後だった!

日記を書く点では正月気分から抜け出せず。前回から結構期間が空いてしまった。読みかけだった中川右介著『プロ野球「経営」全史』を最近再開する。戦後の2リーグ制が始まり現行の各6チーム(12球団)体制がほぼ整った1958年あたりにさしかかる。この本は本当に興味深い。多くある球団親会社の創業から球団と関わりを持つまでのいきさつなど実に明快に説明されていますね。我が地元球団・カープも言及していて東洋工業は自動車ではなくコルク生産から始まったとか1955年に累積負債が5000万円を超えて立ちいかなくなって運営会社を一度発展的解消(倒産)させ新たに「株式会社広島カープ」を1962年に発足させたとか。この時期の記述で結構驚いたのは神宮球場の利用。これはスワローズではなく、東映フライヤーズが最初に関わっていたようだ。1964年の東京オリンピックで競技会場にするため駒澤球場の用地返還が命じられた。その際に本拠地を失ったフライヤーズのために東京都が明治神宮球場と交渉してプロ野球での使用の門戸が開かれたという。もちろん(天皇杯を争奪する)学生野球が優先されたようだが1962年とは案外最近な気がする。。。

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