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祈りについて

20代のころ、わたしはキリスト教会に通っていました。

30代になったある日、母の身体に、悪性リンパ腫が見つかりました。

わたしは、家族に反対されながらも教会に通い続けていたので、母が病気になったのは、わたしのせいだと思い悩み、教会から はなれました。

その後、母はお医者さんに抗がん剤治療と、放射線療法を勧められました。
しかし母は、抗がん剤を拒否して放射線療法を1か月間、每日通う治療だけを選びました。

けれど、それから10年以上たった今も、母は認知症にはなりましたが、身体はとても元気です。

そして、思いました。

あの時教会から はなれてしまったわたしのために、母のために、たくさんの方が祈って下さっていたことを。

その祈りのおかげで、母は今も元気に過ごせているのだと、気付いたのです。

わたしのせいで母が病気になったんだと思い込んでいましたが、そのことに気付けて心の重荷が取り除かれました。

そして、ただ ただ 感謝の気持ちに満たされました。

祈ることしかできない時、ただ祈ることの大切さ、祈りの力を知りました。

教会からは、はなれましたが
これからも、祈り続けようと思います。

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