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レポート:東京都薬用植物園2022/6/1

樹木医と歩く東京の「植物園」シリーズ「東京都薬用植物園」。
植物療法愛好家の聖地のひとつです。
この日は太陽に日輪が寄り添う晴天でした。

植物園に入り空を見上げると美しい日輪が!

昭和21年【1946年】に設立され、薬務行政の一つとして、薬用植物を収集、栽培している東京都の植物園で無料で開放されています。

樹木医・草一さんの写真 ケシ開花時の様子 5月6日
樹木医・草一さんの写真 花は終わり樹液を採取している様子 6月1日

植物の変容は、ひと月毎に完全に変わる。
樹木医の草一さんは、いくつかの植物園を定期的に通い続け植物の変容を見守っています。その分、植物との対話も素早く、解説の一つ一つがとても興味深いのです。たまにいい加減?!になることもありますが、それもとてもいい塩梅!ベテランならではの経験数の多さを感じます。

今回も参加してくれた、クプクプのアロマセラピストでもあり、立川でハグワークスを主宰する中山あゆみさんのレポートを下記に紹介します。

「ケシの花、大麻草」

ケシの花が満開でした。大麻草は9月頃に花が咲く。
危険な成分だけにフォーカスされがちですが、ケシの花から作られるモルヒネが終末医療を支え、大麻は産業大麻という合法的な方法だけではなく、はるか昔、縄文の時代から衣食住全てにおいて私達と共に命を繋いで来た。
今となってはヘンプオイルや麻の実がスーパーフードと呼ばれますが、そんな切り取られ方をする前からずっと。
薬用植物園では2重の柵を用いて厳重な管理下の下、栽培&展示をしています。
コトバだけで、本物を見た事がない方は必見。ケシの花の可憐さと言ったら!もっと近くで見たい〜!!!と心で叫びました。

厳重に管理されているケシと麻の栽培区。
直接触れることはできないけれど、
ケシや大麻や植物への尊敬の念を檻の外から送ります。
縄文時代は大麻と共に在ったことを想うと
どっちが檻に入れられているのか分からなくなってしまいます

あゆみさんのレポートご紹介させて頂きました。感謝。

植物の神秘生活は、人間がジャッジするものではなく、自然界に委ねられていることをつくづく思いました。

熱心に草一先生のお話をきくみなさん。
そのうちに自由行動になり過ぎてしまうところが興味深いですw

アロマセラピスト、ハーバリスト、鍼灸師などなど、その道の専門家が各々の植物と対話する姿を見るのも楽しいです。皆さん感受性が豊かで、植物への理解や知識がさらに深まりました。

フラワーエッセンスで使われるチコリー。
9時半ごろ、美しいブルーの花を広げていました。
お昼前にはすっかりしおれて、青色は確認できませんでした。
まる2時間歩きました。樹木医の草一さん、
ご一緒させて頂いた皆さまありがとうございました!
休憩時間には、地元の塩もみきゅうりと秋田の阿仁味噌でリフレッシュ。

終了後は、お楽しみの交流会。
みなさま各々が各分野でご活躍なので話は尽きません。
草一さんが探してくれたのは、とても居心地のいいイタリアン「Qinomi/キノミ」。「東京都薬用植物園」のツアーの時は必ず訪れたい空間です。

オープンキッチンからお届けする料理は、立川市小山農園のカラフル野菜、漁師から直接仕入れる魚介、立川市伊藤養鶏場のこだわり卵、肉質が柔らかい牛を宮崎から直送。
というこだわりのお店。スタッフのみなさまもとても親切でした。

植物が結んでくれる絆は時空を超えています。
人間の寿命とは桁が違う樹木の生命。
樹木や動物たちへの感謝と畏敬の念を全人類が思い出せますように。

植物を愛するみなさまと、アロマテラピー、フラワーエッセンス、リトリートを通して植物への理解を共に深める時間は、クプクプにとっても至福の喜びです。

次回樹木医の草一さんと出かける旅は、涼しくなる9月以降に、調布の生物多様性センターを訪れる予定です。またNOTEにてご案内します。

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