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人を好きになるのが怖かった話

今日は初めて真面目にnoteのHOME画面の一覧に掲載されている最新記事を読み漁った。

恋愛記事を読む中でふと思い出したことがあるので書いてみようとおもう。

恋愛臆病者
初めに、私は自分に自信がない。これっぽっちとさえ。
周りは自分のことを褒めてくれることもなくはないが、
実生活では仕事でも私生活でも悩みは尽きず、その根源には自分に原因があると思っている。

まして私は中高と女子校出身で男性への免疫がそもそもないのだ。
大学は共学だったもののそれまでの名残で女の子としかほぼ一緒にいず、
ゼミでちょっとイケメンな男の子に会おうものなら、一瞬で心に(!)ドーパミンが大量発生されたのか、目も合わせられないくらいだった。

ちょっといいなと思うような人に会おうものなら、その人に自分がどう映っているか考えてしまう。でも同時にどうせ自分には縁のない人だろうと思っている自分も。

大学生デビュー
大学に入学して早々に初めての彼氏を作っている女友達もだんだんと出てきた。自分は特に羨ましいという感じではなく、自分には無縁だろうとどこかで無意識に思っていたのかもしれない。

そんな中、優良物件とも言える彼氏を見つけて安定した関係を持っていた友達もいた。彼女の要望には常に応じ、もちろんご飯は毎回彼持ち。よく理想の彼氏あるあるの、”彼女のふとした発言を覚えていて特になんともない日にプレゼントをしてくれる”系彼氏だった。
あらまあ、幸せだねえと思う一方、そんなに自分の要望聞いてもらって逆にいつか見限られるとか思わないのか?怖くないのか・・?と思ったりもした。
もちろん相手に包容力があって、優しい人なのかもしれないけれど。

人と深い関係になると、失うことを考えてしまう
自分はネガティブなのも相まって、こういう境地にいつも陥ってしまう。誰かに強烈な興味を抱いたり、ちょっとでも好意を持つと、どうせ縁なんてないと考えてしまうのはもちろんのこと、もっとこの人のことを知りたいし、近づきたいと思うのに、仮に近づけたとしてもその先の別れることを考えてしまう。人を好きになるのが怖い。

人を好きになると、相手のことはもちろんそうだが、自分のことも相手に知ってほしいと思う。自分が普段人には閉ざしている感情でさえ、あなたには打ち明けたい、そしてそれを受け入れてくれやしないか、と思ってしまう。きっとそこには受け入れてくれる人であってほしいという期待があるのかもしれない。
だがいざ、それをしたときに、そんな自分を受け入れてもらえるのか?そもそもこんなになんの取り柄もない自分をずっと好きでいてくれるのか?全く自信がない。いつか拒絶されてしまうのではないかと思ってしまう。

初めての恋愛もそうだった
思い返してみれば、初めての恋愛もそうだった。初めはなんとも思っていなかった相手からありがたいことに好意を抱いてもらえ、生まれて初めての男性からの愛情表現。何もが初めてで今思えば心浮かれてたと思う。笑
私は完全に魔法にかかっていた。

だが、初めての恋愛では(以前の記事で投稿してあるが)、だんだん付き合うにつれて、関係に終わりが見えてくるようになった。
ずっとこの人と一緒にはいられない。。そう思いながら、でも相手への好意は完全にFULLの状態であったので、いつかこの人に会うこともなく、これは永遠ではないのだ、、、と思うと涙がぐっと出てきた。

自分が好きで付き合ってる人と別れるということは、もう自分の人生にその人がいなくなるということ。その人が今後、美人と付き合おうが自分とは関係ない。

それまでずっと誰かと付き合うことに関しても抵抗があり避けてきたわけだが、やっとこさお相手に見つけてもらい、付き合うに至ったものの、その人を失う将来が見えてくると今まで感じたことのない辛さがあった。

これが恋愛ということか、、
人と付き合い始めたら、相手からENDと言われればもうそれで終わりなのだ。人を好きになるとはなったと同時に失うこともセットでついてくるのかもしれないと思った瞬間だった。

自分が好きだった人を失った渦中の喪失感というのはそれまで体験したことのない感情だった。けれど、その喪失感というのはそれまで自分が得てきて、心を満たしてきた度合いに比例すると思う。
1年にも満たない交際であっても自分のその人への気持ちが大きければ交際期間なんてなんの基準にもならない。

好きになるのが怖かったのはきっとそれだけ相手に対しての思いが強かったからなのか、と不思議と腑に落ちた

今はありがたいことに初めての失恋から復活し、新たにいい人に出会えた。
この先彼とどうなるかは分からないし、確実なことはなんてないから将来どうなるかわからないけれど、お互いが致命的に嫌なところがなくて、一緒にいて楽しい、良い2人の将来が想像できたなら先があるかもしれないし、あとは神のみぞ、知ると言ったところだろう。。。




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