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アフロのアメリカ旅行記⑧

グランドサークル0泊6日の旅、3日目。

アメリカの旅行もちょうど折り返し地点を過ぎ、文字通りひっくり返った激動のグランドサークル2日目を終え、3日目がやってきました。

事故の時に溢れ出たアドレナリンが全く切れず、寝ようと試みたものの一睡もできず、夜道で次の目的地まで近づくことに。

教習所のシュミレーターか、と思うぐらい野ウサギが次々飛び出てきて、脳裏に嫌な思い出がフラッシュバックしては「ゔぁぁぁぉぉぁい」と奇声でトラウマを弾き飛ばすというのを繰り返して、なんとか目的地近くのマクドに到着。

俺のために作ったんちゃうかというくらいベストなロケーションの上に24時間営業という最高っぷり。

アメリカのファーストフードはだいたい1杯ドリンク頼めば飲み放題なので、朝までドリンクバーオール。
高校入りたてのイキったやつみたいなドリバオールを終え、綺麗な朝日を駆け抜けながらいざ出発。

3日で3時間しか寝てないわ〜
という地獄のミサワ(よく似てると言われる)みたいな独り言をぶつぶつ言いながら目的地を目指す。

今日のプランは、ホースシューベンド→アンテロープキャニオン→ブライスキャニオン国立公園でサンセット眺める、という充実プラン。

昨日の今日なので、平和に過ごせるだろう、とこの時は安易な気持ちでいました。

マクドから小一時間車を走らせ、一つ目の目的地、ホースシューベンド到着。

道無き道を進み、柔らかい土に足を捕られ、朝からハァハァ言いながらもなんとか到着。

め、め、めっちゃ影なってる〜

とは内心思ったものの、期待を超える絶景に驚愕。

写真で見たらわかるように、ガチの断崖絶壁で、よくぞまぁこんなもの作ったなアースって感じで、記念撮影。

朝から順調順調。

ちょうど24時間前、スピルバーグと冒険に出てた頃がとても遠い昔に感じる。

そんなことを思いながら、次の目的地(すぐ近く)アンテロープキャニオン到着。

ネットでイチオシのアッパーキャニオンへ。

公衆便所が汚すぎて焦った。


座り方の説明の図、YesとNo逆やん、と思った。

ガイド付チケットを買わないと中に入れないので、買いに行く。

48ドル!?!?

聞いてたんと違う額に驚く。
しかもキャッシュオンリー。

ここまできたし、金で諦めるのはもったいないなと思い、財布開いたら45ドルしかなかった。

急いで近くのスーパーのATMにおろしにいく。

なぜかお金がおろせない。

小銭入れ開いたら、ジャラジャラ入ってたので3ドルぐらいあるやろと思って、再びアンテロープキャニオンへ。

チケット売り場の前で小銭数えていたら、2.7ドルぐらいしかない。てか、アメリカの小銭どれが一体いくらなのか分かりづらい。

イチオシされていた11時のツアーへのエントリーを逃す。

くそぅ
と、テンション下がりながらも、12時のツアーのために再びさっきのスーパーにお金をおろしにいく。
今回はなぜかおろせる。よく分からん。

やっとこさチケットを買い、12時まで待機。
日本人もちょくちょくいた。

ぎゅうぎゅうのジープに乗せられ、10分ちょいで到着。

とにかく綺麗だった。


日が上から差し込むタイミングが1番良いのが11時の回と言われてたけど、12時の回でも全然大丈夫だった。

光を利用して、伝説のミッキーヘアーにできたり、

周り囲まれて撮ったら小さいフィギュアみたいになったりで、笑いました。

たっぷり堪能して出口で記念撮影。

iPhoneのカメラにも時間差で撮れる機能があることに気づいたので、3秒に設定して撮ったら間に合いませんでした。

この間に合わないシリーズ、個人的にハマりました。

そんなこんなで、大満足のアンテロープキャニオン。

時間も良い感じで、このままブライスキャニオン目指せばちょうど日の入り前に入れそう。

いや〜良い感じやな〜平和や〜

と思いながら、さっきなんでATMおろせなかったのか、レシートを見直す。

理由のところにUNKNOWNって書いててなんやそりゃと思ったら、その下の残額のところが15ドルになってた。

15ドル??

そんなに使ってないぞ!?

急いでさっきのスーパーの近くで発見したマクドに行って、使用履歴を見る。

全く見覚えのない使用履歴発見。

やられた。
カードの情報抜かれて不正使用されてる。

急いで残りの残額を引き出す。

プリペイドカードの方だったので、これ以上使用されることはないものの、圧倒的な金欠に直面する。

さっきアンテロープキャニオンに48ドル使ったとこやで、、、

財布を開くと、キャッシュ合計90ドルちょい。
あと隠し金の日本円11000円。

クレジットカードは無事なものの、レンタカー及びガソリン代、その他で上限すれすれ。

あと12日間生きていけるのかこれ。笑

ラスベガス戻った時のホステル代とシルクドソレイユとナイトクラブ、あとニューヨークまでの飛行機代とニューヨークのホステル代は予約で落としてるけど、それ以外はこれからのつもりだったのに。

1日計算15ドル!?

ほんまに昼と夜バーガー食って終わるぞ、これ。
てか、電車とかバスの交通費も考えたら、それすら無理か。

【アフロのアメリカ旅行記11】
ニューヨーク2日目。
今日は交通費を浮かして歩いて移動しました。
歩きすぎてお腹が減ったので、昼飯で奮発してしまったので、今日の夜はコンビニのクソまずいカップラーメンで我慢します。今から歩いてホステル戻ります。
それではまた!

いやいや、そんなん、くそおもんないやん。
ブロードウェイでミュージカル観るという俺の夢は!!!

とは言っても、やられてしまったものはどうしようもない。

使用履歴によると、昨日モアブのマクドでカード使った時に情報抜かれたんかな、ダルすぎる。やられた。

とりあえず、カード会社に電話することに。
さっきのスーパーの公衆電話から電話をする。

24時間対応を歌っているのに全く繋がらない。

1時間ぐらい粘ったけど、繋がらないため、とりあえず次の目的地目指して、その道中で電話見つけ次第かけることに。

公衆電話見つからず。

そもそも店とかガソリンスタンドが50km感覚であれば良いぐらいのレベル、さすがアメリカ。

もうここまで来たら、先ブライスキャニオン目指そう。

近づく日の入り。


焦るアフロ。

やっとの思いで到着した頃には、完全に太陽はセットし終えていました。
観光客も誰もおらず。

まぁでも初日のザイオンの悲劇に比べると景色が見れるだけ全然マシ。

急いで出てきたから完全に準備不足で寒さにやられながら記念撮影。

ふぅ

と一息つくと同時に、カードのことを思い出す。

そうや、電話探さな。

250kmぐらいの道のりに一つもなかった電話。

ダメ元で近くのホテルのフロントに電話かしてくれ、と交渉しに行く。

こころよくオッケーをもらう。

アメリカ人ホント優しい。

なんとかカード会社と話がつき、めちゃくちゃ達成感に満たされながら、フロントの人に深々と感謝してホテルを離れる。

次ここに来た時には、このホテルに泊まろう。

そんなこんなで、ワイルドスピード・ハイウェイクラッシュの次の日にカードもクラッシュして一文無しなるという荒れっぷり。

予定も変更せざる得なくなり、入場料が別途でかかるモニュメントバレーは諦め、予め購入していた年間パスが使える国立公園だけを回ることに。

というわけで、1日予定を早めて、グランドキャニオンを目指すことに。

夜道、運転しながら、お金どうしようかずっと考えてました。

そうだ。
ラスベガスがあるじゃないか。

胴元が絶対勝つギャンブルにお金をかけるくらいなら、うまい飯食うというのがセオリーでしたが、考え方が変わりました。

ラスベガスで一山当ててニューヨークで一花咲かせよう。

このグランドサークルの旅を終えた、次のスローガンが決まりました。

そして、現在4日目の朝。

今日はグランドキャニオン目指して、夜はマクドでカジノについて勉強します。

それではまた!

※この旅行記は2016年3月にFacebookに投稿していたものの再掲です。

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