アフロのアメリカ旅行記⑨
グランドサークル0泊6日の旅、4日目。
車で寝泊まりする生活にもかなり慣れてきて、昨夜は山道の途中にあるRest Areaという名のただの駐車場で睡眠。
4時間ちょい、久しぶりにぐっすり寝れて非常に気持ち良い朝を迎える。
日の出前から車を動かし始め、6時間近くあるグランドキャニオンまでの道のりを進んでいく。
朝焼けが気持ち良いな〜
と思いながら、運転していたら、ディズニーシーのインディージョーンズの石像怒らせて左右から空気砲打たれる所ぐらい、左右からポンポン野うさぎが出てくる道を通ってしまう。
これまで何とかうまいこと避けれてたけど、ついに避けきれず、ハネてしまう。
本当、後味悪い。申し訳ないなぁ。
さすがにもうあんな思いはしたくなかったから警察の言葉を思い返して覚悟決めたけど、こっちのパターンも気分は最悪。
バンパーみたらハネた箇所割れてるし、そこにウサギの皮ひっついてるしで、ホンマに朝からテンションだだ下がり。
この旅で本気でウサギが嫌いになった。
小学生の時、数キロ追いかけ回されてケツ噛まれてズボン破けて以来大嫌いな犬共より嫌いな動物になった。
数キロ単位で落ちてるウサギの死骸見る旅に、最悪なシーン達がフラッシュバックして、かなりメンタルやられながらも進んでいく。
マクドで時間を潰し、昨日寄ったスーパーにまた帰ってきたので、そこで再び公衆電話を利用し、レンタカー会社へ電話。
昨日に引き続き繋がらない。
この公衆電話がダメなのじゃないか?
と思い、近くにいた店員のおばあさんに助けを求める。
やっぱり繋がらない。
「あら、壊れてるみたいね。これ使って良いわよ」
と携帯を貸してくれた。
アメリカ人ほんと優しいな。
15年前ぐらいは最新機種であっただろうおばあさんのガラケーの使い方に若干苦戦しつつ、なんとかレンタカー会社へ連絡。
不都合がないなら、引き続き乗って構いませんよ
とのことだったので、そのまま乗り続けることに。
おばあさんに携帯返して、グットラックと言われて、再びグランドキャニオンを目指す。
朝からテンションだだ下がりな上に、大波乱連続のここ数日の疲労感、睡眠不足、そんな様々な悪条件が揃って、完全に心が折れる。
グランドキャニオンまでの道のり、思い返せばまぁまぁ絶景の連続やったけど、心は折れてるし、連日大自然見ており、もはや「あーはいはい」程度にしか感じない賢者モードっぷり。
今は亡き、グレートアフロ号に乗りながらザイオン国立公園を目指してたあの頃とは完全に別人。
だだ遠くをボーッと見つめながら、何も考えず、何も感じず、眠くなったら道の端に止めてちょっと寝る。
そんなことを繰り返しながらグランドキャニオンを目指す。
人間って、たった数日でこんな変わっちゃうんやな〜
とか俯瞰しながら、なんとかグランドキャニオン到着。
連日見続けて大自然もうお腹いっぱいです状態やし、メンタル最悪やし、見てもあんま感動せんやろな〜
着く前はそんな風に思ってました。
が、しかし!!!
いざ生のグランドキャニオン目にしたら、上に書いてあったマイナスな感情一切吹っ飛んだ。
うぉぉぉぉぉぉぉぉおー!!
やっほぉぉぉぉぉぉいー!!
と、早速記念写真撮るぞ〜!
やっべぇぇっぞ!グランドキャニオン!!
展望台横から少し降りることができ、崖が乗り出しているところまで降りていくと、
「昨日、アンテロープキャニオンにいたかい?まさか君みたいな人は2人いないよね?HAHAHA」
と、おっちゃんが話しかけてきたので、仲良くなって写真撮ってもらいました。
おっちゃんありがとう!!!
僕も撮りましょか?
って聞いたら、めっちゃ笑顔でカメラ渡してきたので、
なんや〜撮って欲しかったんやん〜可愛いなおっちゃん!
とか思いながら、撮ってあげる。
崖から落ちるのが怖くてバリビビりながらいろんなポーズ決めてきて笑いました。
その後も色んなスポットでパシャパシャ。
やっぱ自然ってすげ〜!
最高や〜気持ちええ〜!
と、すっかり元気になり、サンセットちょっと前まで楽しみました。
夜道×ウサギが本当にトラウマすぎたので、まずは敵を知ろうとウサギについて調べたら、夜行性で朝明け方によく行動してるという情報を掴んだので、なんとか明るいうちにグランドキャニオンを離れる。
グランドキャニオン最高や〜
そんな余韻に浸りながら、この旅のテーマソング、Aviciiのthe nightsをリピートで聴きまくりながら、テンションマックスで山道を駆け抜けました。
最悪の幕開けでしたが、終わってみれば最高の1日になっていました。
最近、大ハプニング続きで、今朝ついに心が折れたけど、それでも歩みを止めずに今日という1日を過ごして本当に良かった。
人生山あり谷ありで、結構谷が多くて深いけど、それがまた良い味を生み出す。
そんなことを学びました。
・・・
あれ、くさくないですか?
くさいですよね。
こういう1人旅をしていたら、身も心もくさくなるもんですね。
今はグランドキャニオン近くのウィリアムズという街で、久しぶりのネオンと美味しそうなステーキの匂いを嗅ぎながら明日に備えています。
6日目は昼までに車を返さないといけないので、明日が実質の最終日かな。
なんやかんやで順調に色んな景色を堪能できてるなぁ〜
ウサギに出くわしたくないので、近場を攻めながら、ラスベガスに近づいていこうと思います。
ステーキ食いてえ〜
最後の写真、本日のベストショット。
ガチでGoogleのCM狙えるじゃないかと思ってます。
それではまた!
※この旅行記は2016年3月にFacebookに投稿していたものの再掲です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?