やがて、恨む父を看取ること

かつてわたしの祖父は、父に暴力をふるいました。実際に見たわけではありませんが、虐待だと思います。その父は母と子に言葉と身体の暴力をあびせ、かつ自身はわたしが学生の頃からずっと不倫までしています。母とは別れていません。

2020年初頭父方の祖母が亡くなり、祖父が残されました。長男(伯父)は祖父を見捨てました。父(次男)にお鉢が回ってきたようで、散々苦しめた、いや、今でも苦しめているわたしの母に祖父の介護をやらせようとするのです。母が反対したところ、離婚を迫ったそうです。

ねぇ、自分がやってきたこと、わかってやってる?

この言葉を父と祖父に言いたい。どんなことをされるかわからないから、わたしは言えないけれど。

さらには弟が巻き込まれました。二世帯住宅購入のローンを組め、と。子まで巻き込みますか。子を道具のように、自分の飾り物のように扱う父。

いつかこの男を介護するときが来ると思うとぞっとします。一度きりの人生悔いなく生きることも大事かも知れないけど、せめて祖父も父も多少好かれるように生きたほうが得だと思うのはわたしだけでしょうか。その娘であるわたしは自分はおろか人を信じられないので、恋愛も結婚していません。この恐怖から抜けられないわたしを責めるとともに、原因である父を恨んでいます。

もし、今好きに生きているあなた。老いてから子や配偶者、親族に恨まれ、仕返しを食らうことを望みますか?

わたしの今の夢は、父の棺を穴が開くまで蹴ることです。

そんな終わりを、望みますか?