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ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」【#8までの感想】ゴシップ界隈がみんなカンフルのようになればいいのに

フジテレビ系列木曜日放送中。黒木華さん、溝端淳平さんなど多かれ少なかれ注目している(個人的に)が出演。

最初はタイトル通り、いわゆるゴシップ界隈の日常や苦悩を扱うだけのドラマと勝手に思ってた。(最初は…でもこうだった、のパターン多い気がする‥)だけど、こういう「ゴシップ」ならあってもいいんじゃないかと思う。

じぶんが想像しているゴシップって、ワイドショーとか週刊誌とかで見かける何かしらで話題の人物やその周りの人につきまとったり、あることないことごちゃ混ぜのニュースを伝えたり、そんな感じでハッキリ言っていいイメージが全くと言っていいほどない。「マスゴミ」とか揶揄されてるように、誰かしらを傷付けるような案件を扱ってる(全部が全部じゃないにしても)、という認識だった。いや、今もそう思ってる。

でも、このドラマの中の「カンフルNEWS」が書くネットニュースの記事はそれもなくはいだろうけど、それだけではない。誰かをもしかしたら救えるかもしれない。そんな記事を書く記者が揃っている。いや、編集長・瀬古凛々子(黒木華)のおかげもあってか、揃ってきている。こういう「ゴシップ」を書くなら「ゴシップ」もありだと思わせてくれる。

つい最近7話を見た。「お偉いさんの息子がまさかの裏口入学?!」といったネタをつかんで取材したりそういう話だ。そして裏口入学に便宜を図ったのがカンフルの編集部員・根津道春(溝端淳平)の父親かもしれない。と言った内容だった。

そんな中、「親ガチャ」という現実でも最近よく聞くワードがドラマでも出てきた。「子どもは親を選べない」とかそういう話だ。だから、親ガチャに失敗したら子供は諦めなきゃいけないのか、成功した子供は勝ち組なのか。そういうことにも切り込んでで、思わず涙が出た。

とはいえ、じぶん自身が親ガチャ自体に失敗したとは思っているわけではない。恵まれている方ではあるとは思う。でも、親ガチャ以外のガチャにも世の中にはきっとあふれていて、じぶんはどうなのかと思うといろいろ失敗してしまったと思うことが多々ある。そこに突き刺さった。でも、そういうじぶんも少し救われた気がした。

これは7話の話だが、こういう風に何かしら刺さってくるような、でもただ突き刺すわけでもなく、じゃこう考えれば?と尋ねてもくれる、そんなドラマだ。だから、とても好きになってるし、毎回見るのが楽しみなドラマのひとつになっている。

そして、内容とは離れるが溝端淳平さん。ほかにも今期はドラマに出てて、今までもコンスタントに出ていたのかもしれないが、じぶんはひさしぶりに見た。なんだかしばらく見ていないうちに頼もしい役者さんになっている気がして誇らしい気持ちになった。以前よく見てた時は演技自体にはそこまでハッとすることはなかったけど、いい役者さんになってきているなと感じた。蛇足でした。

さて、ドラマはもう後半戦に突入(と言うより終盤かもしれない)。彼らの活躍をこれからも見守っていきたい。




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