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ドラマ「マイファミリー」【1話感想】いい父親になれるかの物語?

TBS系日曜日に放送開始したドラマ「マイファミリー」。二宮和也さん主演で夫役、多部未華子さんが妻役の物語。(ふたりは「山田太郎ものがたり」でかつて共演)タイトルからは家族ものだろうと当然のように思ったが、そんな単純な話ではなかった。

まず、ふたりの娘の友果(大島美優)が誘拐された。どこどこにいくら持ってこい、さもないと娘の命は…といった感じのお決まりの脅迫を機械音声でされることになる。混乱の中、ふたりは警察を呼び・・という展開。家族ものと言えば家族ものだけど、予想したのと全然違ってまず驚いた。

そして二宮くん扮する父であり、旦那であり、経営者である鳴沢温人(なるさわはると)。本当にどうしようもない、しょうもない人物として登場する。ゲーム会社の社長としてメディアにも露出してる彼は、妻・未知留(みちる)とともに世間的にはいい夫婦を演じているが、ほとんど妻まかせで娘のことをほとんど何にも知らない。社長としてもかつてともに会社を大きくした立脇香菜子(高橋メアリージュン)にほぼ丸投げしている。

こんなダメダメな主人公。二宮くん自身が何か月か前に見た「フリーター、家を買う」を彷彿とさせる。とにかく、彼の言動を見てるといちいちイライラしてくるのだ。誠治のときもそうだった。でも、最終話にいくにつれて彼はめちゃめちゃいい男に成長してた。今回も期待せずにはいられない。

こんな温人が娘の誘拐を通して、どんな風に成長していくか。そして家族はまた心身ともにひとつになれるのか。誘拐を通さないと成長しないっていうのも大概だとも思うが、それゆえにあやしい人物も多く出てきている。(キャラクターとしても役者さん自身としても楽しみなメンツが揃っている。)家族ものとしてだけでなく、サスペンスとしても楽しめるドラマになりそうだ。2話からの展開も本当に楽しみだ。


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