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ドラマ「金田一少年の事件簿」(道枝駿佑Ver)【第1話「学園七不思議殺人事件」感想】まずはおおむね好感触。

満を持して放送が開始

した、なにわ男子の道枝駿佑くん主演「金田一少年の事件簿」。この1話目「学園七不思議殺人事件」が先日4月24日に放送された。

まずはじめと美雪(上白石萌歌)は幼なじみ

なのは当然として、同じ高校の生徒でもある。はじめは転校してきたりはしなかった。佐木くん(岩﨑大昇:美 少年╱ジャニーズJr)は現代風にスマホカメラを常に持ち歩き、真壁(細田佳央太)は1話に限ってはほぼ原作通りいや~なやつ。そして、剣持警部(沢村一樹)とはじめたちは今回初対面…といった感じでこのドラマシリーズでのそれぞれのキャラクターや関係がわかってきた。

キャラ的に、はじめちゃんと美雪の感じは今のところ違和感ない。おちゃらけ金田一ももう少し見たいところではある。

佐木は”スマホ”カメラも気になるが、性格的にもおどおどして気弱すぎるのが少し気になった。まさか真壁に脅された上でのゴーストライターだったとは。カメラへのこだわりを減らして、作家的なほうに振ったキャラにしたいのだろうか。そのあたりがこの先の話に入ってくるのならまだいいが、友代の代役設定のためだけなら友代でよかった。(佐木と真壁が実は…なら別。詳しくは原作参照のこと。)気弱過ぎたところははじめたちとつるむことでなくなっていきそうなので、これからの活躍にも期待。

そして剣持警部。初対面時からはじめに寛容で協力的

なのも気になった。それから明智さんがこれから先出てくるのかどうか、真壁に今後出番があるのか、原作通りほぼ出番がないのかも気になるところ。真壁役の細田佳央太さんを1話限りにしておくのは惜しい。(もっと彼の演技を見たいという単なる希望)

ストーリー的なものはほぼ原作通り。

校舎内の作り込みとか、事件の演出とかは相変わらず凝っていて良かった。さすがに原作にあったマッドサイエンティスト云々の話は今回もなかったようで、さすがにえぐ過ぎるということだろう。ただ、原作のように戦後ぐらいの話ならともかく、今とそう離れていない時代に6人もの作業員の死体を隠し通せるのだろうか、という疑問は残る。また、犯行の動機をいい話風に描いているように見える(工事現場での事故あたり)が、決してそれは違うとは言っておきたい。

どんな事件であれ殺人を肯定するものではないが、同情してしまうような悩ましい動機を持つ犯人も「金田一」には少なからずいるのも事実。だが、今回の犯人は同情の余地はないとも言っておきたい。

5代目「金田一少年の事件簿」。期待していたぐらいには良かった。


ただ、これからのエピソードで期待を超えてもほしいところ。次回は「聖恋島殺人事件」。聞いたような聞いたことないような事件なので、今回以上に新鮮に楽しめる作品にはなるだろうと期待して見ていきたい。

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