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アニメ「ビルディバイド-#000000#-(コードブラック)」【全12話感想】バトルルールが分からずともストーリーに引き込まれた

兼ねてから推している芸能人のひとり、タレントの高野光平さん。彼が「ビルディバイド」のイベントのMCをされていることをきっかけに見始めたこの作品。「遊戯王」のような「カードバトル」が物語の主軸に置かれている本作。以前「ビルディバイド」の番組を見たものの、バトルルールがさっぱり分からなかったのもあり、なんとなく二の足を踏んでいたがやっとで見ることができた。

突如として始まるファンタジー色満載なカードバトルに戸惑いつつも、それ以外の部分のストーリーが特に面白く、ぐいぐい引き込まれていき、あっという間に全12話を見終った。(ストーリー自体は完結せず、「ビルディバイド -#FFFFFF #-」に続いている)

クロワッサンなどのパンが大好きで方向音痴、そしてテント暮らしの主人公、蔵部 照人(てると)。彼をカードバトルの日々に巻き込みながらもサポートする、桜良(さくら)。てるとにバトルを挑むが敢え無く負けたものの、彼を師匠と慕い行動を共にするようになった元気っ子、ひより。そんな彼らが住む新京都の王・菊花(きっか)。彼女を倒すべく、日々てるとが様々な相手にバトルに挑んでいく、ざっくりと言えばそんな話。

照人は当初なぜかいろいろな記憶が抜け落ちているが、回を重ねるうちに少しずつ思い出していく。ストーリーの根幹は当然そこにあるのだが、9話にしてハッとする急展開が待っていた。桜良の急激な主人公感が出てきたのだ。いや、もはや主人公でありつつ、メインヒロインと言っても過言ではない。一気に彼女が大好きになった。その後の王・菊花と照人の最終決戦よりも(11,12話)、桜良の話(9,10話)が色濃く印象に残ったのは言うまでもない。

全12話を通して見ていったところで、カードバトルの詳しい内容は全く理解できなかった。勝った、負けた、優勢かそうでないかぐらいしか分からない。きっと、アニメを見ただけじゃ理解できるはずもなく、別途カードデッキを購入したりして、ルールなどを覚えていくほかないのだろう。それでもストーリーがしっかりしていたので、充分楽しむことができた、そんな作品だ。「碁」のルールはさっぱり分からながいけど、ストーリーが面白くて引き込まれていった「ヒカルの碁」と同じような感じと言えばわかりやすいかもしれない。

こうして物語はひと区切りついたものの、「コードホワイト」へと展開が引き継がれていき、完結はしていない。1話だけはすでに視聴したが、全く違う「ビルディバイド」の世界が展開していて、またしても戸惑ってしまった。それでもやはり面白そうではあるので、引き続き見ていきたいと思う。

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