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ドラマ「未来への10カウント」【第1話感想】キムタクはやっぱりキムタクだった

テレビ朝日系列木曜日に放送が始まった、「未来への10カウント」。
木村拓哉さん、満島ひかりさん、内田有紀さん、安田顕さんなどなかなか豪華なキャストが揃ってる。だけど、内容はどうだろうということで見てみた。

キムタクのドラマ自体、本当にひさびさに見る。それこそHEROとかしか思い出せないぐらいに前だ。今回、キムタクが演じる主人公・桐沢祥吾は消えそうなぐらい無気力な役。記憶にある限りでは見たことない役柄だ。それでもキムタクはキムタクで、スパーリングをするシーンはカッコイイというほかなかった。

そんな無気力な彼をボクシングへ引き戻したのは安田顕さん演じる、甲斐誠一郎。安田顕さんにしても、珍しく”イロモノ”ではない役で新鮮だった、というか、とても安心した。少し前に放送していた「逃亡医F」の彼の役柄がとてつもなく苦手だったので(あくまで個人的な感情)、余計にそう感じたのかもしれない。どうか誠一郎はそのままでありますように。

そして祥吾がコーチすることになる松葉台高校・ボクシング部顧問に満島ひかりさん、高校の校長に内田有紀さん、教頭に生瀬勝久さん。さらに、ボクシング部部員にKing&Princeの髙橋海人さん。これで面白くならないわけがない。

・・・などとキャスト陣だけで面白いドラマだというつもりもないが、第1話を見る限りではこれからの展開も期待できそうだと感じた。特に祥吾と高橋さん演じる伊庭海斗のスパーリングのシーンが熱かった。

ただ、海斗はしっかりボクシングの指導を受けてきたわけではないので、全く相手にもなるはずもない。だが、それでも彼のボクシングにかける熱い思いが十分すぎるほど伝わってきて、こちらまで胸が熱くなった。無気力だった祥吾にも何かしら感じさせたようにも見えた。

今回は海斗に少しスポットが当たったが、彼も他の部員もそれぞれ抱えてる「何か」がありそうだし、校長や顧問の先生をはじめとした先生にも「何か」ありそうだ。そんなにおわせをプンプンさせてくる。もちろん、祥吾の過去、網膜剥離でボクシングを続けられなくなったことだけでなく、亡くなった妻?(まだ語られてない)のこともとても気になる。

それとは別に「未来への10カウント」公式サイトによると海斗が”東大合格を狙えるほどの優等生”であることから「ドラゴン桜」を連想させるし、英語教師役の富田靖子さんはどうしても「鈴木先生」での彼女を思い出してしまう。単にそう見えるだけと言ってしまえば終わりだが、こうしたちょっとした楽しみも見つけつつ、これからの彼らを見守っていきたい。



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